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「金投資」で確実に儲けている人たち
消費税アップでも得をする

〔PHOTO〕gettyimages

年率2ケタの利回り

 いま投資のプロたちが「金買い」に雪崩を打っている。そして賢く確実に噦大儲け器している。

 経済評論家の山本伸氏はそんな一人だ。

「私は20年以上前から、毎月一定額、金を購入する純金積み立てを続けています。正直に言えば'03年までは評価額が投資額を下回っていたのですが、ここ数年の金価格の上昇は半端じゃない。一気に儲かり始めて、年率に換算すると2ケタの利回りになっていますよ。引き続き金を買い続けるつもりです」

 エコノミストの中原圭介氏も昨年から金投資を勧めている。

「金の価値が増すのは自然な流れだと見て、昨年から勧めてきました。当時から私が資産運用のコンサルティングをしている顧客には『資金の30~50%は金に投資していい』と呼びかけていますが、いまもその考えは変わっていません。すでに史上最高値をつけた金ですが、これからもしばらくは下落要因が見あたらないからです」

 金の高騰が止まらない。'05年頃まで300~500侊台だった金価格は上昇を続け、今年8月10日にはニューヨーク先物取引で史上初めて1トロイオンス(約31g)あたり1800侊の大台を突破。一息ついた現在も1700侊台の高値で取引されている。なぜ高騰しているのか。

 理由は明確だ。金は噦有事の金器と呼ばれ、政情や経済状況が不安定になる際に必ずと言っていいほど高騰する。過去には'80年のアフガン戦争の際に高騰した。現在は欧米各国の債務危機を契機に安定資産とされてきたドルやユーロの信用が崩れ、最もリスクの低い金に投資が流れているのだ。

 世界に目を広げれば、プロ中のプロであるヘッジファンドも金投資で"ボロ儲け"している。

 たとえば米大手ヘッジファンドのポールソン・アンド・カンパニーは97你の金を保有しているといわれる。世界各国で金の調査研究を行う非営利組織「ワールド・ゴールド・カウンシル」の日韓地域代表の豊島逸夫氏が言う。

「ヘッジファンドは3ヵ月サイクルで売買を繰り返して、大きな利ザヤを稼いでいる。『彼らが金を投げ売りして、暴落相場で大儲けしようとしている』という噂は絶えないが、当面は杞憂です。ヘッジファンドが米証券取引委員会(SEC)に開示した6月末の主要運用資産を見ると、金が急騰した時期にもまったく金を売っていなかった。彼らはこの金高騰が今後も続くと考えているのです」

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