カーリル、シュアール、PIRKAに見る「民間発・ITを活用した公共サービスのリノベーション」
(シュアールによる遠隔手話通訳ソリューション)

 みなさんは「新しい公共」という言葉をご存知でしょうか?

 鳩山内閣時代に提唱された概念で「公共サービスを市民自身やNPOが主体となり提供する社会、現象、または考え方」として捉えられています(wikipediaより)。

 現状の「公共サービス」は、ご存知の通り完璧とは言いがたく、多くの人が不便を感じているものです。こうした「公共サービス」を民間主導で再構築することで、政府の財政負担を抑えつつ、よりよい市民へのサービスの実現を進める動きが「新しい公共」です。

 本日の記事では「新しい公共」の具体例ともいえる「ITを活用した、民間発の公共サービスのリノベーション」の取り組みをご紹介したいと思います。

図書館蔵書検索サービス「カーリル」

 自治体によって提供されるオンラインの「図書館の蔵書検索サービス」は、使い勝手が良いとは言えません。ぜひお近くの公共図書館のサイトを訪れ、検索機能を使ってみてください(例えば品川区立図書館)。使い勝手が悪いか、そもそも機能自体が提供されていない、ということもあるかも知れません。

 また、図書館は自治体ごとに独立した運営をされているため、地域を跨いだ横断検索も困難です。東京都はOPACという横断検索サイトがありますが、アクセスして頂けば分かるように使い勝手はいまいちです。

 「使いにくい図書館蔵書検索」の問題を解決するのが、民間企業であるNotaが開発する「カーリル」です。全国5,500以上の図書館の情報を横断検索することが可能な、事実上もっとも使いやすい蔵書検索サービスとなっています。

amazonこちらをご覧ください。

 カーリルは「公共サービスを民間企業が再構築している」非常に分かりやすい事例です。開発力の高い民間企業が制作することで、行政が用意する場合よりも、使い勝手のよいサービスを低コストで実現することができるのです。

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