蓮舫レポート

「お弁当には、ささやかな想い出がつまっている」
・・・泣けるんです、このCM!

2010年12月04日(土) 蓮舫
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〔PHOTO〕gettyimages

 東京ガスのCMにはまってます。

 お母さんが高校生の息子にお弁当をつくってあげる、というシーンなんですけど、これが泣かせるんです。

「はい、今日からお弁当」

 って学校に行くために靴を履いている息子に、背中からお弁当を手渡す。中学までは給食だったんでしょう。子どもが高校に入学して母として嬉しい反面、母親とは口をきいてくれなくなって寂しくもなった。

 小さいころ、あんなにかわいかった男の子が、ぐんぐん大きくなって男の人になりつつあり「ママ、ママ、ママ」と呼んでくれていたのが、いつの間にか自分がいないところでは「ハハオヤ」と冷たく言い、どんどん母子の距離が遠くなっていく・・・ような感覚がどうしてもしてしまってどうしようもなく悲しくなってくる。メールを送っても、軽く無視されてしまう。

 だから、お弁当に、文字ではなくおかずでメッセージをこめるわけです。

 最初のお弁当は、卵焼きとハンバーグと鶏の唐揚げという、まるで子ども子どもしたお弁当です。でもCMでは、これが息子の大好きなおかずの3種類という設定。

 そして、雨が続いたら・・・、テストの点数が悪かったら・・・、暑い日が続いたら・・・、彼女ができて手をつないで歩いているのを偶然にも見かけた翌日には・・・、誕生日には・・・。
それでも、息子はありがとうも言わず、無視し続ける。

 だけど、毎日完食、空っぽになったお弁当箱が帰ってきて、ママ的にはホッとする。

 3年経って、最後のお弁当・・・。ここでナレーションが流れます。

「お弁当には、ささやかな想い出がつまっている」

 実は、このCMで使われているお弁当箱は、私が私の息子に毎日つくっているお弁当と同じお弁当箱。息子との会話が少なくなり、ほとんどなくなり、「おはよう」も「おやすみ」も言わなくなり、私が「おはよう」と言っても無視され、ごはんのときも「いただきます」も「ごちそうさま」も言ってくれなくなり、それでも毎日毎日、お弁当をつくって渡している私・・・。

 泣けるんです、このCM。ぐっとくるんです、うなづけるんです、このCM。

 ・・・ってツィッターにつぶやいたら、同感してくれるお母さんからの返事がどばーっと届きました。どこの母親も同じ思いなんですね。


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