「コンクリートから小沢へ」カネは流れた!
なんでそんなにカネを持っているの!?
土地転がしに、ゼネコンからの集金。“蓄財”の手法は、田中角栄や金丸信と同じだ。そこに政治献金や寄付金といった「浄財」を活用したところに、小沢氏のオリジナリティがある。
左からグラン・アクス麹町、ライオンズマンション赤坂志津林、チュリス赤坂、深沢の秘書寮、ラ・セーナ南青山、元赤坂タワーズ。グラン・アクスは小沢氏が会長を務める財団に譲渡されたが、それ以外はいまだに小沢氏名義だ

不動産は小沢氏のもの?

 何らやましいことはしていない―――。

 東京地検特捜部との全面対決を宣言している民主党幹事長小沢一郎氏は、疑惑が指摘される度に、そう繰り返してきた。だが、そんな小沢氏の主張は、すでに裁判で退けられている。

<原告小沢には資産形成や利殖の目的がないと主張するが、これらの点も、結局、将来における取り扱いいかんによって、後世判断されるほかないものである>

 これは'07年8月に東京地裁で下された判決だ。原告は小沢一郎、被告は講談社と筆者。'06年6月3日号で本誌は、小沢氏が都心の一等地を含め、多数の不動産を所有していると報じた。

 小沢氏の資金管理団体、陸山会は'94年以来、港区元赤坂のマンションを始めとして、多数の不動産を次々購入した。異彩を放っていたのはマンションのうち8戸が赤坂、麹町、南青山など、都心の一等地に集中していたことだ。

 それらの不動産はすべて小沢氏の個人名義で登記されていた。だが、小沢氏が衆議院議長に提出している「議員の資産等報告書」にはひとつとして記載されていない。“隠し資産”と見られても仕方がない、これら不動産の総額は当時判明分だけで6億円を超えていた(その後、世田谷区深沢8丁目に「秘書寮」を購入し、総額10億円超に。うち4戸を'07年以降に売却・譲渡)。

 疑惑を報じた本誌に対し、小沢氏は「不動産は陸山会のものであり、報道は虚偽だ」として'06年9月、記事の執筆者である私や講談社などを提訴した。

 だが、一審判決は先に紹介したとおり、小沢氏の主張を退け、本誌記事の主要部分を真実と認定した。

 二審の東京高裁もまた、不動産について<陸山会のものであると断定することはできない>との判断を下し、小沢氏の主張を退けた。そして、小沢氏は上告を断念し、小沢氏の敗訴が確定したのである。

 不動産は陸山会のものと断定できない―――。これは小沢氏個人の所有の可能性もあることを意味する。実際、過去にも例がある。

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