雑誌
中国激ヤバ事件簿10['11年上半期]
トンデモ大国が、ますます増長しているぞ

〝殺人〟高速鉄道だけではない!「弾圧」「隠蔽」
「腐敗」に加え、「ありえない珍事件」続出!
市街地の様子。公安警察の車両は民衆によって横倒しにされた

 7月に発生した高速鉄道事故の衝撃はまだ記憶に新しいが、中国の〝常軌を逸した〟事件はそれだけではない。本誌厳選の重大ニュースを10連発でお届けしよう!

みかじめ料を取る役人に労働者たちが怒りの蜂起!

 今年6月10日、広東(グアンドン)省広州(グアンヂョウ)市郊外の増城(ゼンチェン)市にて、四川省からの出稼ぎ労働者を中心とする1000人以上(数万人との説もある)による大規模暴動が発生した。暴動は3日間にわたって続き、逮捕者は少なくとも25人。死傷者数は不明。市街地では至るところから火の手が上がり、空は労働者たちの怒りの炎で赤く燃え上がった---。

 同事件の発端は、都市部の治安維持を担当する〝城管(チエングアン)〟と呼ばれる中国政府側の組織が、現地で露天商を営む妊婦の女性に〝みかじめ料〟を要求し、それを拒否されたことに激昂して女性に暴行を加えたこと。また、暴行された妊婦が病院に運ばれた際に、駆けつけた現地の役人が「50万元(約600万円)をくれてやるから、くれぐれも大事にはするな」と発言したことも、安い賃金で過酷な労働を強いられている出稼ぎ労働者たちの怒りに火を点けたのである。

 香港メディアの報道によれば、鎮圧には一般の警察から武装警察(機動隊)、人民解放軍まで数千人の部隊が動員された。なんと'89年の天安門事件以来の大規模な弾圧となったというから当局の本気度がよく分かる。

 広東省の事実上のトップである党委員会書記・汪洋(ワンヤン)は、現国家主席の胡錦濤(フウジンタオ)の腹心とされる人物。暴動拡大によって汪洋の経歴に傷がつくことを恐れた胡錦濤が「特例処置」を発令して早期の鎮圧を図ったと考える分析もある。いずれにせよ、横暴かつ姑息な当局に対する民衆の怒りを武力で封じ込める暴挙が、また繰り返されたのだ。

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