永田町ディープスロート

ブチ上げた府知事&市長W選挙まで3ヵ月余・・・しかし有力候補が揃ってコケて
"ナニワの迷走"大阪府知事橋下徹が後継に推す「芸人の名前」

2011年08月17日(水) FRIDAY
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8月1日の定例記者会見。橋下府知事はツイッターで、「ダメだったら(維新の会の候補者を)落として欲しい」と発言している[PHOTO]studio KEIF 貝本正大

 大阪人は、選挙にも面白さを求める。過去、横山ノック(故人)が府知事を務めた(わいせつ事件を起こして職を辞したが)のだから、筋金入りの街である。だが、橋下徹大阪府知事(42)が仕掛ける11月27日の大阪府知事、大阪市長のW選挙は、「役者」の選定に難航している。W選に至る経緯を簡単におさらいしよう。

「『大阪都構想』を実現させるため、平松邦夫大阪市長(62)の任期満了に併せてW選挙を行う腹を決めました。都構想は、大阪市を中心に約30万人を1単位として行政区を作り、区長を東京都のように公選制にしようというアイデアです。大阪市の解体が前提となるため、平松市長は橋下氏と対立を深めている。橋下氏は市長の任期満了のタイミングで攻勢を掛け、一気に都構想をゴリ押ししたい考えです」(全国紙政治部記者)

 橋下氏が率いる地域政党「大阪維新の会」は、4月の統一地方選で府議会の過半数を占め、市議会でも第一党となったが、都構想を推し進めるには自身が推す府知事、市長を当選させ、意のままに動かす必要がある。橋下氏は大阪を東京に伍する「都」にし、その頂点に君臨するため、府知事を辞職してW選挙に打って出たのだ。

 しかし、肝心の候補者選びに煩悶しているようだ。橋下氏は、4月に出演したテレビ番組で「辛坊氏と組みたい」と公言し、元読売テレビ解説委員長でキャスターの辛坊治郎氏(55)にラブコールを送ったが、「2万%ない」と拒否された。本誌の取材に辛坊氏は「ある日神の啓示でもあればともかく、今のところ平穏な毎日を続けようと考えています」と答えた。6月には中田宏前横浜市長(46)と、東国原英夫前宮崎県知事(53)とW選を見据えて会食を持ったが、色よい返事は得られなかった。維新の会の幹部が語る。

「辛坊さんはプライベートの問題などを勘案し、辞退したようです。中田氏は『自分にできることは何でもする』と知事を熱烈に支持していますが、大阪ではほとんど知名度がなく勝算が低い。東国原氏は国政への意欲が強く、話に乗ってくるとは思えません」

次ページ  そんななか、にわかに浮上して…
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