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トヨタ全力特集-3
章夫社長!! GRMNでこんなクルマ作ってください

読者の皆さんからいただいた提案をお届け

 ちょうど1ヵ月前、豊田章男社長から談話をいただいた時より、本企画担当には耳から離れない言葉がある。

「応援していただければ、(FRホットハッチのようなクルマも)出せますよ」

 というひと言だ。GAZOO Racingプロジェクトで作られるクルマは、100~200台の限定生産で単発的に発売すれば、利益はそれほど上がらなくても「クルマ好きを増やす」、「メーカーの存在感を示す」といった理由で発売される可能性はある。

 折よく章男社長を筆頭に(←ここ重要)、GRMNスタッフは皆さん本誌のコアな読者。本誌が読者諸兄に「GRMNにどんなクルマを作ってほしいか」を募集し、章男社長に誌面でプレゼンしたい。気に入ったクルマがあればぜひ、発売を待つ!

応募者多数カテゴリー
スポーツカー編

FRホットハッチ欧州専用車アイゴのボディにラッシュの縦置き直し4のFRユニットを搭載。5MTで走りは軽やか!価格もこれなら150万円クラスで発売可能

 まず本企画は1ヵ月前より募集し、多くの作品をお寄せいただいた。応募総数322作品のなかから興味深い「提案」を取り上げ、その可能性を考察していきたい。

 最初に考察するのはGAZOO Racingが目指す「走りの味作り」に最も直接影響するであろう、スポーツカー部門。スポーツカーに関する提案が最も多く、全応募作の7割を占めた。ここでは特に注目すべきものをチェックしていく。

◆実に11名が「出してほしい」と提案したFRホットハッチ

「200万円以下、MT、できれば後輪駆動、GRMNですとFRホットハッチが理想です」(埼玉県/ロッチレーサーさん)

「パッソやヴィッツがベースでもいいけど、欧州専売車のアイゴをベースにしたっていうあたりが物珍しくて商品力にも繋がりそうだから、FRホットハッチに一票ですね!」(福岡県/高城祐一さん)

「安くて走りが楽しいクルマがいい! GRMNに何か提案するなら、まずはいまそこにあるクルマを実現させてから! 出たら買います! だから作って!(群馬県/チャボPさん)

 などなど、多くの熱い支持を集めたFRホットハッチ。このクルマを支持した多くのクルマ好きに共通しているのは、「走りの楽しい、安いクルマがあれば買う」というもの。

 もちろんすでに実車があり、東京オートサロンで展示され、本誌前号(11/10号)では試乗レポートも掲載されたのでリアリティがあり、それがさらに支持を集めた要因になっただろう。これこそ故・成瀬弘氏が生前語っていた「まずは作ってみろ。そこから始まる話もある」という教えの体現だろう。

 そんなわけでGRMNのスタッフの皆さん、クルマ好きはこのFRホットハッチの発売を熱望していることが改めてわかりました! 価格は150万円以内ね。

◆4票だが熱い支持があったレクサスGS F。市販予定車にさらに追加?

レクサスGSF スペシャルバージョン来年登場予定の新型レクサスGS。そこに設定される。「F」に、さらなるスペシャルモデルが登場する?

「GSにLFAのV10エンジンを搭載する。無理ならISFのエンジンでどうでしょう」(横浜市/ガラパゴス日本さん)

「(ありきたりだとは思いますが)次期GSに設定されるであろうGS FにLFAの1LR-GUEを搭載したスペシャルモデル」(匿住所/永遠の4枚ドア乗りさん)

 これらは来年モデルチェンジされる新型GSの「F」に関する期待票。GRMNと「F」は別のブランドだが、これだけの得票数は無視できない。

 ここは永遠の4枚ドア乗りさんのおっしゃるとおり、465psのGS Fはそのまま市販してもらって、そのさらにGRMNとしてLFAのV10搭載モデルを用意してもらおうじゃないですか!

◆コペンにG'sチューン。スーパーチャージャーもあり!

トヨタ版コペントヨタがダイハツからOME供給を受ける3車種のうち1車種は未定。それがコペンなのか?

「ダイハツから軽のOEMを受けるというなら渡りに船。コペンをもらって足回りはG'sで。軽用のスーパーチャージャーがスバルに残ってれば(R2のやつ)それを載せちゃおう!」(大阪府/かっとび先生さん)

 あまりに魅力的なプランでぜひ実現を期待したい。トヨタ/ダイハツ/スバルと、グループ技術が三位一体となっている点も評価高し。

◆21世紀のセリカGT-FOURはレストアで作る? それともアリオンベース?

セリカGT-FOUR往年の名車復活希望は何通もあったが、説得力と実現可能性を考えるとセリカがエントリー

「歴代セリカのボディを持ってきて、GRMNで再整備します。エンジンはヤマハチューン。あのスタイリッシュなボディは何ものにも変えられません。新車なみに整備すれば需要はありまくるはず!」(京都府/坂脇泰司さん)

「アリオンにGT-FOURバージョンを出してほしいと思います。元走り屋のアラフォーとしては過激なクルマがあってもよいのでは。インプレッサWRX STIでは高すぎて買えません」(匿住所/TAKE5)

 GT-FOURを現代に甦らせるとしたら、どのようなかたちになるのか。GRMNなら再販も可能か? 

 アリオンベースのGT-FOURは確かに魅力的だが、TAKE5さんの希望に添うならば、インプレッサSTIよりも安く作らなくてはならない。現在市販モデルに4WDターボがないトヨタとしては、これを実現するにはスバルから水平対向エンジンの供与を受けるしかなさそうだが・・・。

◆ラストはあの名車を復刻させるプロジェクトの提案

アリアンGT-FOURプリウスに押されて存在感の薄いアリオンに劇薬を投入!これは担当も乗ってみたい!

「パッソの4WDシャシーにスバルの水平対抗エンジン。あえて2気筒に改造し、1ℓとする。当然FRです。ボディは当然オープンに変更し、フロントウィンドウをなくしシールド化。

 もちろん2シーターとし超軽量化を進める。実用化バージョンはトップチョップの着脱式ハードトップを装着。そう、おわかりのとおり、心の中は【ヨタハチの復活】です。

 こんなクルマでマシンの性能をフルに使い草レースをしてみたいです」(匿住所/ヤマブシさん)

 こういう細かい設定って、クルマ好きなら考えているだけで楽しいですよね。本企画担当も乗りたくなった「提案」。

渡辺陽一郎の提案 小さな高級車
 

 トヨタが軽自動車を扱うなら、エンジンとプラットフォームをダイハツ車と共通化しつつ、ボディと内装はトヨタ独自の設計にすべきだ。全高は1600mmを超えず、eKワゴンと同じ1550mmに抑える。4名乗車時の快適性を確保しながら、外観を上質に仕上げ、立体駐車場の利用も可能。トヨタらしさを表現できて、ダイハツ車と競争する心配も薄れる。

 そしてGRMNは、トヨタ独自の軽自動車発売に伴って「プレミアムコンパクトシリーズ」を立ち上げる。1.8ℓ以下のエンジンを積んだ5ナンバーサイズのトヨタ車をベースにする「小さな高級車」のシリーズだ。モーリスADO16を発展させたヴァンデンプラプリンセスのようなクルマになる。

例えばベルタ。現状ではリアサスペンションはトーションビームの車軸式だが、独立懸架に改めてボディ剛性も高める。スポーツ性ではなく、快適な乗り心地と優れた走行安定性の両立が目的だ。内装は本革シートに本木目パネル。「日本はオマケ」のレクサスとは違う、日本人のための高級車を、日本にピッタリの5ナンバー/軽自動車サイズで作ってほしい!
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