[Ad Tech NYレポート]マスメディア企業のソーシャルメディアへの取組み

 11月3日、4日の二日間、広告・インターネットに関する世界的なカンファレンス「Adtech NewYork」がマンハッタンに位置するジェヴィッツ国際展示場にて開催されました。

 開幕のキーノートを飾ったのは、NBC ユニバーサル ・ウーマン・アンド・ライフスタイル・エンターテイメント・ネットワークのプレジデント、ローレン・ザラズニック氏による「"デジタル"を再定義する―テクノロジーの実践と顧客中心主義による成功」です。

 設立84年という長い歴史を持つトラディショナルなメディア企業が、デジタル時代にどう舵取りをしていくのか、という点に会場の注目は集まりました。

ソーシャルメディアとの連携で視聴率109%増

リアルタイム・クチコミが集まるOxygen Live

 プレゼンテーションでは、ツイッターを代表とする新しいツールの積極的な活用が紹介されました。

 いくつかの事例の中で、もっとも興味深かったものはインターネット上での「ソーシャル・ビューイング」を可能にする「Oxygen Live」というサイトの開設です。

 「Oxygen Live」は、放映中の番組に関するクチコミの投稿がリアルタイムに表示されるウェブサイトです。ここにアクセスすれば同じ番組を見ている人々と同時に盛り上がることができます。

 この施策の成果は目覚しく、ターゲットである18~49歳の女性の視聴率は、施策を実施したイーストコースト地域で前年同シーズン比109%の増加となりました。施策を実施しなかったウェストコーストでは同9%増でした。

 効果を裏付ける追加実験として、ウェストコーストでもOxygen Liveを導入したところ57%の視聴率増加が見られました。「ソーシャル・ビューイング」は視聴率増加に寄与する、というデータを得ることができたと言えるでしょう。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら