経済の死角

田丸美寿々の「降板」で『報道特集』に不協和音

2010年11月17日(水) 週刊現代
週刊現代
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 TBSの看板番組のひとつ、『報道特集』の上層部とスタッフの間で不協和音が生じているという。キッカケは、キャスターの田丸美寿々氏(58歳)が金平茂紀氏(56歳)に交代したことだ。

 田丸氏が9月25日を最後に「降板」したのは、「番組開始からちょうど30年を迎え、番組リニューアルを行うため」(TBS広報部)だった。ところが、降板を機に、スタッフの不満は日に日に高まっている。

「そもそも、田丸氏の交代自体、現場の意向が無視されたものだった」

 と明かすのは、番組関係者だ。

「田丸さんはスタッフに対する気配りがきめ細かく、現場から大変慕われていました。番組作りの面においても現場の声を重視してくれたし、放送終了後には関係者を慰労するために飲み会を開くなど、とても気さくな人だったんです」

 最後の番組出演後、東京・赤坂の飲食店で3時間にわたって催された送別会には約950人が出席したが、そのほとんどが番組制作会社の社員や若いスタッフだった。田丸氏の人望の厚さが表れているエピソードだろう。会に出席したTBSの社員が話す。

「招待状には、田丸さんが『TBSの判断でその任を離れることになりました』と書いてありました。『局側から一方的にクビにされた』とも受け取れるような表現でしたので、びっくりしました」

 通常、キャスターが交代する際、送別会では後任が「番組の歴史を汚さないよう頑張ります」といった挨拶をするものだという。しかし、それすら行われず、記念品や花束などを田丸氏に渡すのも、局の幹部ではなかった。TBS社員が続ける。

「局側の対応は、16年も『報道特集』に貢献してきた田丸さんに対するものとしてはひどすぎると、送別会出席者の反感を買うことになったのです」

 こんな不満の声が外部に漏れ伝わってくるようでは、現場の一致団結は望めない。報道のTBSが誇る花形番組は大丈夫か。


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