経済の死角

警視庁公安部「極秘資料大量流出」裏でほくそ笑むのは誰だ

テロ緊急展開班メンバーの写真入り名簿も、
外事三課長の(秘)文書も白日の下に

2010年11月11日(木)
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「国際テロリズム緊急展開班」の班員名簿。住所・氏名はおろか、家族の健康状態まで把握されている
チームには、ペルー大使館公邸人質事件での捜査経験を持つ警察官も含まれていた。所属は刑事部鑑識課
外事三課長から、管内にいる警戒対象国の外国人の人数、コミュニティを把握せよとの(秘)指令。当時は坂井清三課長
テロの脅威のメモ。「仕事もなくお金を稼げない」と愚痴れば「反社会的な思想的背景を有する」とされる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「部内は天地がひっくり返ったような大騒ぎです。前代未聞の事態ですから・・・。普段は温厚な幹部までが怒声を張り上げ、事実関係の調査に躍起になっています」

 警視庁公安部の現職部員が嘆息混じりにそう明かす。部員が言う「前代未聞の事態」とはもちろん、公安部外事三課のものらしき110点以上もの内部資料がネット上に大量流出した問題のことである。

 事実が公(おおやけ)となったのは10月30日夕、フジテレビのスクープが発端だった。

「文書流出は民間のシステム会社が最初に気づき、29日夜に神奈川県警に通報しました。警視庁は、神奈川県警の連絡でようやく事態を把握したんです。結局、人事一課の櫻澤健一課長が会見に応じたのは30日夜でした」(警視庁詰め記者)

 警視庁警務部に所属する人事一課は、職員の人事や不祥事処理などを統括する部門である。従って現段階で警視庁は、内部から何らかの理由で流出した不祥事案と捉えていることになるが、流出源については諸説あり、特定は困難を極めているようだ。今度は警視庁関係者の話。

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