本当は凄い 日本の底力全国民必読! ダメなのは政治家だけ円高も中国も怖くない

2010年11月08日(月)
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 こうして日本独自のセックスカルチャーと精緻な技術力が結びついて、新しい成長分野になりそうだ。

 もちろん「カワイイ」系や「萌え」系を世界にアピールすればそれでよいわけではない。アーサー・D・リトルでアソシエート・ディレクターを務める川口盛之助氏は言う。

「『キャプテン翼』『セーラームーン』『ドラゴンボール』といったアニメ作品は世界的に大人気ですが、関連ソフトやキャラクター商品を作って海外で売って終わり、というのではあまりにも表層的です。大きな利益や雇用を生むには、それを深いレベルで製造業に生かさなければなりません。

 たとえば孫悟空(『ドラゴンボール』の主人公)や大空翼(『キャプテン翼』の主人公)のキャラクターに重なる車はどう作ったらいいか、どんな機能を搭載すべきか・・・といったことから発想していくのです」

 こうして日本のアニメ風の製品が市場に投入されれば、アメリカ、アジア、ヨーロッパと、膨大な数のファンを顧客としてがっちり押さえやすくなる。

 しかも、日本のアニメなどが好きな海外の若者や子どもたちは、どんどん大人になってお金も使うようになる。その彼らが買ってくれる製品を作り続けるのは、「ある意味で、ハリウッドをずっと宣伝に使える以上の絶大な効果があるかもしれない」(川口氏)のだ。

 日本人と日本企業が持つ巨大な潜在力。では、それを活用して世界のトップランナーに返り咲いた後、私たちは何をすべきなのか。アシスト社長のビル・トッテン氏は言う。

「近い将来、世界経済は半分程度の規模に縮小すると思います。それは第一に、過去200年続いた『化石燃料に依存する経済』が終焉するのに、代わるものがないから。第二に、今の経済の大部分は、広告の力で無理やり作られた需要ばかりのインチキなものだから、崩壊してしまいます。

 その中で、日本企業は伝統的な強みを維持していけばいい。その強みとは、開発や製造のための先端技術と、人間を大事にする経営です。そうすれば、良質の製品を低価格で提供し、高賃金の雇用を生み出して、国民の幸福と健康と豊かな生活に貢献するという使命を果たすことができます」

 他国との比較に一喜一憂せず、やるべきことをやれば、日本はまだまだ強い。

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