80組の家族をマッチングした被災者受け入れ住宅サイト「roomdonor.jp」にみる「ソーシャルグッド」の可能性
「roomdonor.jp」HP

 先日の記事では「ITの力で社会的課題を解決する動き(ソーシャルグッド)」をぜひとも日本で広げていきたいと主張させて頂きました。今回の記事では「roomdonor.jp」というサービスを題材に、「ソーシャルグッド」のインパクトとマネタイズ(収益化)について考えていきたいと想います。

80組、230人の家族がサービス経由で入居完了

 被災地支援における大きな課題は「家」の問題です。ご存知の通りたくさんの方々が住み慣れた家を失う、避難勧告で家を離れざるを得ない、といった状況に追いやられています。

 そこで出てくるのが、被災者向けに居住可能なスペースを一時的に貸し出そう、という「ルームドナー」という発想です。「roomdonor.jp」はユーザーが提供可能な部屋の情報を登録することで、被災者に部屋を貸し出すことができる「ルームドナー」サービスです。

 震災からわずか1週間でサービスが立ち上がり、これまでに80組230人の入居を完了させ、現在も350組967名の方々が入居のための手続きを進めています。

 このサービスは慶応大学3年生の福崎さんの旗振りによって作られました(インタビュー記事)。数名の学生チームがウェブサービスを開発し、80組の家庭をマッチングさせた、という成果は大きなものと言えるでしょう。ウェブサービスが社会的な課題を解決する一助になることを示す、好事例だと私は捉えています。

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