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特別提言企画
こんな時代だからこそアンチテーゼ
クルマ界よ今こそ後退せよ!!

 プリウスαはなんの宣伝もせずに1カ月で受注5万2000台。高度に発達したハイブリッドカーが巷に溢れるいっぽう、非ハイブリッド車でもガソリン1ℓで30km走れる時代になった。そのいっぽうでGT-Rは次のマイチェンで560馬力になるという。もはや完全に、クルマは行き着くところまで行き着いたのではないか。

 それならある部分は昔へ回帰することもまた、楽しくて正しいことではあるまいか。

 科学や産業は時に人間を振り切って前に進もうとする。しかし時折立ち止まり、振り返り、なんのために進化するのか、本当に必要なのか、考え続けることは重要だ。

今のGS-Rは400万円J 高すぎ!
300万円のランエボ作れ! 主張者/竹平素信

 走りは最高、デザインも最高。けれど大きすぎるし高すぎる気もするランエボX。ツインクラッチSSTやS-AWCといった「エボをエボたらしめている装備」を持つGSRだと403万8000円もしてしまう(SSTもS-AWCも付かないRSでも315万円)。

 もしこいつが300万円で買えるんだったら、まず最初にワシが買う。ワシにも気軽に買えるくらいランエボが安ければ、もっと売れるしラリーシーンも面白くなるだろう。そんなわけでエボXを安くする方法を、真剣に考えてみた。前提として、大きな魅力をもつツインクラッチ-SSTとS-AWCは残す・・・ということで考えたい。

 まずディスチャージライトはハロゲンでOK、リアスポも外そう。プライバシーガラスもいらん。電動リモコンドアミラーは固定式で充分。本革巻ステアリング&シフトノブもどうせ自分好みに交換するから不要。バニティミラー付きサンバイザーやアクセサリーソケットなんぞは積極的にいらん。キーレスエントリーなくても誰も文句は言わんだろう。オートライトコントロール+雨滴感知オートワイパー・・・こんなもん付いてたのか。まったくいらん。

 これでざっくり電卓を叩いてみたら・・・だいたい50万円減。まだ半分足りない。残念だがエアコン無し、レカロのバケットもノーマルに変更しよう。

 ここまで削ってもあと15万円ほど足りないか・・・。そこでワシは秘策を練った。300万円のランエボXはベースをギャランフォルティスのラリーアートにしてみたらどうだろう。フロントヘリカルLSD、リア機械式LSD、ACDを備えたフルタイム4WDはエボと同じ、ツインクラッチ-SSTもある。さらに18インチタイヤ&アルミを履く。問題はエボXと同じ4B11インタークーラーターボが240ps/35・0kgmでもの足りないかもしれないことだが、価格は299万3000円。おお、最初から300万円きってる。

 タイヤを16インチにしてアルミからスチールにして、そのぶん浮いたお金をエンジンチューンに回せば、300万円のランエボ、いけそうである。

 エボXから装備を省いて約315万円にするか、フォルティスラリーアートをチューンして約300万円でいくか。どちらもそれなりに楽しそう。どっちでいくにしろ、この作戦の肝は最高グレードを300万円にして、それ以上のグレードを作らないことだ。

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