「大きな赤ちゃん」症候群に覆われた日本
民主党は、そもそもが「赤ちゃん政党」だ

 一国の首相が、「退任表明」をして内閣不信任案の成立を阻止して、居座り続けるという異常事態が進行中だ。こういうことになった原因は「甘ったれた国民」の側にもある。この国を覆う「大きな赤ちゃん」症候群は世界への恥さらしだ。

「赤ちゃん政党」を選んでしまった不幸

 子供と大人の違いは、子供は主観だけで行動するが、大人は客観によって、行動を抑制できる点にある。「こうすれば、周囲はどう思うか」を計算して、行動をコントロールできる。

 菅首相は、ここが大きく欠けている。内閣不信任案の再提出がないということに甘えきっている。「言行一致」というのは、人間の規範だろう。それができないのは「赤ちゃん」だからだ。

 民主党は、そもそもが「赤ちゃん政党」だ。2年前の総選挙に大勝したのは、国民が民主党のマニフェストを支持したからだ・・・と思っている。それは大きな錯誤だ。国民は「自民党の賞味期限切れ」を宣告した。そのときに「まあ、任せてもいいかな・・・」の選択肢として民主党を選んだ程度だ。

 政党というのは、利益代弁か「国民に媚びを売る」のどっちかだ。自民党は、経済界の利益代弁政党だった。経済が右肩上がりであれば、国民はそれでいいと思っていた。

 民主党は、しっかりした後援団体を持っていない。無党派層という空気のような存在を取り込んでバブル化した政党だ。その手口は「国民に媚びを売る」だ。

 子ども手当、高速道路無料化、農家戸別保障・・・こういうのは政策ではない。バラマキ以外のなにものでもない。

 できもしないことを、できるようにいう・・・これが「大きな赤ちゃん」症候群の特徴だ。

 普天間基地の沖縄県外への移転を掲げて行き詰まった鳩山前首相は、「大きな赤ちゃん」そのものだ。この人は、お母さんから毎月1500万円の「子ども手当」をもらっていた。日本で最も「甘ったれた」人物だ。大人ではないのだから、現実を冷静に見る能力がない。できもしないことを口にして、墓穴を掘った。

 政治で何かことあるたびに、「鳩山前首相は」という記事が載るが、それはやめた方がいい。この人は、働いて収入を得るという大人として根本のことができてないからだ。

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