ITで社会問題を解決する、「ソーシャルグッド」の波を日本にも
PIRKA

 米国ではバズワード(ウェブ関係の流行語)となっている言葉で、日本になかなか輸入されない言葉がいくつか存在します。本日ご紹介するキーワード、「ソーシャルグッド(Social Good)」もその一つです。

 「Social Good」という言葉それ自体は「社会的な善」という広い意味を持ちますが、ウェブ業界で使われる場合は、特に「ITの力で社会的な課題を解決する」といった意味の言葉として使われます。

 ITを使った社会的課題の解決=「ソーシャルグッド」は米国では大きなテーマとなっており、「ソーシャル・グッド・カンファレンス」といった大規模なイベントも開催されています。米国最大のITニュースサイトMashableでもSocial Goodというカテゴリが独立して存在しており、日々多彩なニュースが報じられています。

 そんな「ソーシャルグッド」のムーブメントは、まだ日本ではほとんど盛り上がっていないのが現状です。全てを米国に習えば良いというわけではありませんが、「ソーシャルグッド」に関しては、ぜひとも日本で広げていく必要があると私は考えています。技術立国であり「課題先進国」とも呼ばれる日本だからこそ生み出せる、画期的なITソリューションが存在するはずです。

 今日の記事ではそんな日本の「ソーシャルグッド」の動向について、いくつかの実例を挙げてご紹介していきたいと思います。

スマホで気軽に社会貢献「isave」

 日本における「ソーシャルグッド」分野で先進的な取り組みを見せているのが、Seap株式会社代表の篠原さんです。篠原さんは昨年、スマートフォンで気軽に寄付活動ができる「isave」というアプリケーションをリリースしました。

 isaveは、チャリティ団体への寄付や、社会問題に関する情報収集ができるスマートフォンアプリです。特色ある機能の一つが、クリック募金ならぬ「ツイート募金」で、応援する団体に対して「1ツイート=1円」の募金を行うことができます(寄付金はSeap株式会社が拠出)。

 例えば私が「エイズ孤児支援NGO・PLAS」にツイート募金した場合『isaveで「エイズ孤児支援NGO・PLAS」に1円募金しました!』というメッセージが、自動で私のツイッターアカウントから送信されます。ツイートはフォロワーにも届くため、チャリティ団体にとっては、寄付に加えて宣伝の効果ももたらされることとなります。

 isaveを用いたチャリティ団体への日常的な支援は、「マイクロボランティア」という言葉でうまく表現できる新しい形の社会貢献活動と言えるでしょう。ぜひ皆さんもスマートフォンにインストールし、通勤時間などにツイート募金をしてみてください。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら