楽天主義者は脳卒中リスクが低い!


何事にも悲観的な見方をする悲観主義者よりも、前向きな楽天主義者の方がより免疫機能が高く、また心臓疾患リスクが低いことなどが、これまでの研究から知られていますが、米国・ミシガン大学のChristopher Peterson教授らがStroke2011年7月21日オンライン版に発表した研究で、楽天主義者は脳卒中リスクも低いことが明らかになりました。

 何事にも悲観的な見方をする悲観主義者よりも、前向きな楽天主義者の方がより免疫機能が高く、また心臓疾患リスクが低いことなどが、これまでの研究から知られていますが、米国・ミシガン大学のChristopher Peterson教授らがStroke2011年7月21日オンライン版に発表した研究で、楽天主義者は脳卒中リスクも低いことが明らかになりました。

 博士らは脳卒中ではない健康な50歳以上の6044人(男性2542人女性3502人)を対象に、2年間継続的に調査をしました。

 調査対象となった被験者は、全員が調査開始段階で楽天主義度が、3点から最高18点までの16段階で測定され、その後2年間の脳卒中発症と楽天主義レベルとの関係が分析されました。

 調査対象となった被験者の脳卒中リスクを年齢で補正した上で解析した結果、楽天主義度が1段階上がるにつれて、9%ずつ急性脳卒中リスクが減少することがわかりました。

 さらに脳卒中発症に影響を与えると考えられている慢性疾患の有無、社会的、生活行動的、生理学的、心理的などの要因を補正して楽天主義レベルと、脳卒中発症リスクの関係を分析しても、統計的に有意に楽天主義が、リスクを低下させていることが確認されました。

 この結果について教授らは、楽天主義者は自分の健康維持に、より積極的で、食事や運動などにも気を使っていることも、リスク低下の要因であると推測されるが、楽天主義者のポジテイブ思考そのものが、身体に対し、生理的に良い影響を与えていると考えられるのではないかとしています。

医療ジャーナリスト 宇山恵子
Stroke 2011年7月21日オンライン版

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