フェイスブックユーザーの5人に一人が使う寄付プラットフォームアプリ「Causes(コーズ)」の威力
「Causes(コーズ)」のウェブサイト。タグラインには「誰でも世界を変えられる(Anyone Can Change the world)」と書かれている。

 急速に日本でも話題になりつつあるソーシャルネットワーキングサイトのフェイスブックは年内にもユーザーが6億人に達すると言われています。ただ、フェイスブックのアプリケーション・ツールである「Cauases (コーズ)」には現在1億2千万人弱のユーザーが登録し、巨大な寄付プラットフォームとなりつつあることをご存知でしょうか?

 「Causes」は自分が興味・関心のあるチャリティ、社会、政治、宗教的な活動に関してフェイスブック上の友人・知人に意識を喚起し、寄付を募ることを可能にするアプリケーションです。個人で活用する際には、自分のフェイスブック上の「友達」に、電子メールややフェイスブックのサイトを通じ、広く自分の支援する「Causes」への寄付や情報告知の依頼を知らせることが出来ます。

 「Causes」のオンライン決済はクレジットカードを利用して行われ、決済手数料の個人への負担はありません。寄付額の4.75%が外部非営利団体(Network for Good)に支払われます。

 非営利団体にとっては、自分たちの活動の告知を行い、コミュニティをつくり、寄付を募ることが可能なツールです。現時点ではアメリカとカナダで正式に認可を受けている非営利団体のみが寄付を受け付けることが可能で、既に1万3千もの非営利団が登録し、ファンドレイジングを行っています。

 従い、日本で登記されている非営利団体は、本サービスを通じた寄付活動を行うことは現在不可能です。ただ個人として米国、カナダの非営利団体の「Causes」を支援したり、寄付をしたりすることは可能です。

 2007年5月の設立以来、約45万件の「Causes」がサイト上で作成され、今までに合計約2700万ドルの寄付が登録した非営利団体に提供されました。現在の1日の平均寄付額は約5万ドル、一人当たりの平均寄付額は25ドルです。

*コーズとは「大義」という意味で、貧困、環境、教育、医療等の社会的課題への取り組みを指します。