楽天・星野仙一監督なら「犬猿の仲」
野村名誉監督はどうなる

「阪神としては、星野さんが楽天から誘われたのは大歓迎。年俸が数千万円もかかるSD(シニアディレクター)の面倒をみる必要がなくなるわけですから」

 ある阪神球団幹部はそう語る。元日本代表監督で、阪神タイガース・星野仙一SD(63歳)の東北楽天ゴールデンイーグルス監督就任が確定的である。

 当の星野SDは、もう一度阪神の監督をやりたがっていたという。だが、今季は4月中旬以降、1~3位をキープし、阪神に優勝の可能性があった。もし優勝なら、現・真弓(明信)政権は来年、再来年と続く――。

「そこで、『もう待てない』と見た星野さんが動いたと聞いています。売り込んだ時期は、7月か8月。楽天の三木谷(浩史)オーナーとはかつて写真週刊誌に密会を撮られるほど頻繁に会う間柄ですから、『時期が来たらお願いします』程度のことは話していたのでしょう。年齢的にも、早いうちに北京五輪4位の汚名返上をしなければ気が収まらないという焦りもあったと思います」(スポーツ紙デスク)

 一方、星野楽天誕生で、現場復帰説もあった野村克也名誉監督の面目は潰される形になった。二人はかねてから「犬猿の仲」とされていたが、「野村氏がことあるごとに『オレが阪神に星野を推したんや』と口にするのを、星野氏はいつも鬱陶しく思っていた」(前出・デスク)という。

 楽天球団元幹部が語る。

「野村さんの再登板の可能性はもともとゼロ。楽天とは去年で一切が切れていますから、名誉監督の契約料は一種の手切れ金です。ただ、名誉監督は3年契約で年俸1億円と言われています。星野さんが監督になっても、あと2年は野村さんのほうから辞めることはないはずです」

 楽天はすでに星野色の下地がある。楠城徹編成部長は星野氏と良好な関係で知られ、仁村徹二軍監督は中日時代の星野氏の部下だ。

「仁村二軍監督は、『星野さんが来れば必ず強くなる』と鼻息が荒い。かつての野村色は今季のブラウン監督時代よりさらに薄くなり、一掃されるでしょう」(前出・デスク)

 星野楽天誕生で、ノムさんのぼやき節がまた爆発するかもしれない。