「夢を夢で終わらせないために」
女子W杯MVP澤穂希が語った「夢を叶えた先にあるもの」

緊急増刷!『直伝 澤穂希』より
女子W杯優勝のトロフィーを掲げる澤穂希選手[PHOTO)]FIFA via Getty Images
[PHOTO]Getty Images

『直伝 澤穂希』 著者:澤 穂希
講談社刊 本文147~150ページより抜粋

DREAM 夢を叶えた先にあるもの

 みなさんには今、「これをしたい!」と思う夢がありますか? もしサッカー選手になることが夢で、この本を手にとってくれているのだとしたら、それは私にとってとても嬉しいことです。逆にまだ「これだ!」という夢を描くまでには至ってない人、まだ夢の輪郭すら浮かんでいない人もいるかもしれません。

 人は夢という具体的なイメージを持つと強くなります。その夢に向かって自分が何をすればいいか、この先どう生きていけばいいかがはっきりするからです。でもどうやって見つけたらいいか分からない、その点で悩んでいる人もいるでしょう。確かに「夢の見つけ方」などという方法はこの世に存在しません。

 ただし、見つける可能性を高めることはできます。それは、思いついたことはなんでもやってみること。この本の最初でも言いましたが、何か興味が引かれることがあったら、とりあえずトライしてみることです。人には誰にでも、関心を引かれるものがあるはずです。ほんの小さな関心でもかまいません。「やってみたいな」と思ったらやってみる。結果、自分の思ったとおりにいかないことも多々あります。

 でも上手くいかなかったからといって、そのトライが無駄骨だったかというと、決してそんなことはありません。そうしてトライを続けていれば、いつかどこかで「これだ!」と思う瞬間に出会える・・・かもしれません。絶対とは言い切れませんが、何もせずにいるより、出会える確率は格段に増します。