高橋洋一「ニュースの深層」
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会見に官房長官も同席しない「暴走政権」菅首相を止めるには、小泉元首相も恐れた党代表解任か、海江田・与謝野大臣の追及か

2011年07月18日(月) 高橋 洋一
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【Photo】Getty Images

  菅首相の暴走が止まらない。退任条件として2次補正、再生エネルギー特措法、特例公債法をあげている。2次補正は今週末には成立するだろうが、再生エネルギー特措法は7月14日に衆院本会議で審議入りしたばかり、早くても成立は8月中旬だろう。特例公債法はさらに不透明で、8月中に成立させたいのが与党の意向だ。

 もともと内閣不信任案の回避のために出てきたウソをさらに上塗りした退任3条件に振り回されれている民主党執行部も情けない。

 制度上、首相を辞めさせるのは内閣不信任案しかない。もう一度野党から内閣不信任案を出すか、参院で問責決議して慣行によって与党から内閣信任案を出すか。

 民主党内で解散が怖いなら、菅首相を代表から解任することだ。そうすれば、解散しても菅首相自身が民主党の公認を受けられないし、候補者選定もできなくなるから、解散できなくなる。郵政解散の時に、小泉首相がおそれていたのは自民党総裁の解任だった。ところが自民党内で解散はありえないという甘い読みがあり、解任までできなかった。それで、小泉首相は当時無謀といわれていた郵政解散ができた。

 再度の内閣不信任案や民主党代表解任のどちらでも、今の民主党執行部は力不足で菅首相を引きずり下ろせないだろう。

次ページ  その足元を見て、菅首相は勢い…
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