雑誌
流行、廃りは世の常なれど、、、、
いつの間にか話題にならなくなったもの

 クルマにかぎらずどんなものにも流行、廃りがある。毎日使う家電や言葉だってそう。世界的に話題になる商品もあれば、そんな壮大な話でなくても、マイブームということがあるように、個人レベルにも流行、廃りは存在している。ちょっと前の話題の人、小沢一郎も話題にならなくなった。

 特に話題になった商品や技術というのは、その後の動向はさまざまで、息の長い商品もあれば、すぐに定番化して一般化するものもあるし、逆にまったく忘れ去られるものもある。

 本企画では、一時注目されていたにもかかわらず、いつの間にか話題にならなくなったものについて見ていく。

 そういや、そんなものあったな、というものが、どんな理由で話題にならなくなったのかも検証していく。

かつて大注目だった ナイトビジョン

レジェンドは昨年ナイトビジョンから撤退

 '00年にGMが軍用の暗視技術をクルマに搭載したと話題になったのがナイトビジョン。世界初の技術ということで世界的に注目を集め、その年だけで世界中で7000台以上の装着があったという。日本ではセットオプションで当時121万円で、それを装着したドゥビルは820万円。BCでは夜中に栃木県の日光で鹿探しをしたりしてテストしたのが懐かしい。

 これにいち早く対抗したのがトヨタで、'02年にランクルシグナスにオプション設定。ホンダは'04年のレジェンドにオプション設定してきたが、日本の2メーカーが商品化した技術は、GMよりも優れていたが、いかんせん価格が高く、話題にはなったが、装着率は伸びなかった。

 それでもトヨタはモデルごとに進化させ、現在もクラウンマジェスタ、クラウンハイブリッド、レクサスLS系にラインアップしているが、ホンダはほとんど進化させることなく、昨年10月のマイチェンでナイトビジョンマーケットから撤退。

 いっぽう遅ればせながらナイトビジョンマーケットに参入したベンツ、BMW、アウディのドイツ御三家は、トップレンジにオプション設定。

「ナイトビジョン系の安全面での優位性は誰もが認めるところだが、装着車種が高額車にかぎられているし、オプション価格が高すぎて、ちょっと装着してみようという範疇を超えているのが話題にならなくなった最大の要因だと思う」(鈴木直也氏談)

 現在日本で購入できるナイトビジョン装着車は表のとおりだが、クラウンハイブリッドに至ってはセットオプションで94万8000円! ほとんどマーチの最廉価グレードが購入できてしまう価格。これでは、いくらお金持ちといっても食指は動かないのも無理はない。

 ただし、価格さえ安くなれば、復権の可能性はゼロではない。その点、メルセデスのナイトビューアシストプラスの場合、それ単体で装着することができ、価格も25万円ということで、もしかすると、このメルセデスのシステムが最も可能性を持っているといえるかも。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら