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国民はこの関係をどう見る!
玄海原発再稼働の裏に!
知事と町長と九電の「ズブズブの関係」

手前が現在定期点検中の玄海原発3号機。2、3号機は全国に先駆けて再稼働することになるのか、注目される〔PHOTO〕吉田暁史(以下同)
九電社長と共同会見後、町内の食堂で取材に応じた岸本英雄町長は「やましいことは何らない」と胸を張った

 片や「父親が九電社員だった」片や「弟の建設会社が原発ハコモノを受注」
経産省が世論の揺り戻しに、この地を選んだ理由があったのではないか!

 7月4日、佐賀県東松浦郡玄海町の町役場前は、朝から物々しい空気に包まれていた。玄関前に大勢の報道陣が待機し、警察の公安関係者が辺りを窺い、その傍らで拡声器を持った男性が「再稼働反対ッ」とまくしたてる---。

4日、町役場を訪れた九電の眞部利應社長。「安全対策を念頭に全社員で努力する」と神妙な面持ちで語った

 午前9時過ぎ、一台の黒塗りが到着した。九州電力(九電)の眞部利應社長である。この日は、九電が玄海原発2号機と3号機の再稼働容認の意思を岸本英雄町長(57)から伝えられる会談日だったのだ。

 一方、同日、佐賀県庁前でも厳戒態勢が敷かれていた。「6月29日に海江田万里経済産業相が佐賀入りして古川康知事と原発再稼働の方針を確認してから、ずっとピリピリ状態」(地元紙記者)というが、この日は一段と警備が厳重だった。