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クルマ界のもったいないもの
世界語となった「MOTTAINAI」が今の日本に大切なことじゃないか!

 あたしゃ、もったいない婆さん。カレーを食べてるそこの人、もったいないからと平らげるのはいいけど、バカみたいなその量がそもそももったいないじゃろ(笑)。

 クルマ界を見ても「もったいないのぉ」「これってムダじゃの~」というものが転がっとるよ。「MOTTAINAI」(もったいない)という言葉が世界へ広がり始めて6年。今こそこの言葉を大切にし、ムダを省く時だと思うんじゃよ。些細なことまでムダを指摘させてもらうよ。まずは、贅沢な公用車についてじゃよ。

●市長や知事などの公用車、高級車じゃもったいない。軽で充分

環境にいいとHVに乗っているようだが、高価な購入費がもったいないです

 震災後の復興のためにさまざまな国家予算(例えば高速平日上限2000円の予算)が充てられるなか、相変わらず国会議員や知事など役人のみなさんが乗る公用車は〝高級車〟と呼べるものばかり。

 今年1月のデータだが、知事47人の公用車の車両価格は500万円オーバーが60・0%を占めていることからも明らか。センチュリーなどは減りつつあるが、そのお金、税金なんスけど。

 県内の移動ぐらいにしか使わず長距離移動はほとんどなし。これってかなりもったいない。チョイ乗りならコンパクトや軽で充分でしょ! そういう意味では国会議事堂と議員会館の、ほんの300mほどの移動にもわざわざ黒塗り公用車(衆参両院に200台ほどあるという)を使う国会議員もムダなことをしている! 3月11日の東京のサラリーマンのように自分の足で歩けといいたい。

 ここでがぜん注目されるのは2月再選を果たした、名古屋の河村たかし市長。税金のムダ遣いとエコを考慮し、センチュリーから軽自動車のタントエグゼカスタムに乗り換えたというから偉い!

 ということでほかの政令指定都市の市長の公用車は? という結果が右のとおり。HVが多めというのは市長も同じだが、遠方まで移動しないのならせめてコンパクトカーに代えてみれば!?

●高速道の明かり、数を減らせば?

明るすぎる本線照明、ちょっとムダな気がします

 3月末、カツマタ(編)が宮城県気仙沼市へ救援物資を届けに行った帰りの東北道。福島県内に入った途端、停電のため道路を照らす本線照明が消え、真っ暗だったそうだ。が、節電を思えばこれもアリなんじゃないか。

 さすがに全照明なしは危険だから、現在の本線照明を半分に減らすのはどうか。特に都市部周辺では「なんでこんなに明るいの?」とムダとも思える照明電量を使っている気もする。ネクスコ中日本へきいてみたら、基準として40mごとに照明を立てているそうで、1kmに25本ある計算になる。

 1灯最大で360Wの電量で、1時間あたり約7円の電気代になる。単純計算で25×7で1kmあたり175円の電気代となり、照明を半分にすれば「1kmで1時間あたり87・5円の節約」になるというわけだ。チマチマした話だが、100kmなら1時間8750円の節約になる! 安全面をクリアできれば、この節約術、可能かも。

●超高級車のエコカー減税、ムダ

 もったいないのが超高級車のエコカー減税。環境のためと購入を促すための措置なのに、ハイブリッドと名がつけばなんでも優遇する。だから500万円以上のクルマでも100%減税。例えばLS600hL(1550万円)は約75万円の減税。お金持ちを優遇してどうするの!? で、JC08モードが11km/ℓ、まったくエコとは呼べません。

●車検にかかる費用、もったいない

2回目の車検からは2年に1回となるが、この費用がもったいない。今の制度は'51年のもので、当時と今のクルマを同じ基準で考えられてもたまらない。耐久性などかなり進化しているし、消耗品交換なら4~5年に一度でイケるのではないか。

●自動車税、ムダになってませんか?

 毎年払う自動車税(例えば1・5~2ℓは3万9500円)。総務省によればこれは保有税で一種の財産税の性格があるから毎年の納税義務があるそうだ。ならば、我々の血税をムダにせずしっかり活用してほしいのだが、「目的税」ではなく都道府県の「普通税」(いろんな行政サービスに使われる)ということを悪用し、子供館(総工費2000億円)などワケのわからんものに費やすこともあるから気が気でならない。県税の約11%を占めるそうだから、各県5%ずつ捻出し、東北復興に充てるなど有効に使ってほしい

●免許更新時の冊子、なくてもいい

 免許更新時に配布される4つの冊子、じっくり読んだことある人、少ないと思う。本誌〝みん駐〟にも「冊子が家の近くに大量に捨てられて困っています」という投稿もあった。毎年免許更新する人は約1400万人といわれ、その大多数に読んでもらえないのならムダでは?

 昨年5月に仕分け対象にも挙がっていたが、その後の経過を知りたいと、(財)全日本交通安全協会へ聞いてみた。「行政刷新会議で見直しが決定し、ページ数減などで約1割のコスト削減になりました」と胸を張っていっていたが、1割しか削減できないことが問題だろう。CD-Rにしたほうがかなりのコスト削減になると思うけどね・・・。

電飾宣伝トラックもったいない

こういう感じで宣伝トラック、走ります

 都心の繁華街でよく見かける宣伝トラック。移動広告塔のようなもので、特に風俗関係のトラックは電飾が派手で音量も大きく、ガソリンがもったいない気が・・・。ほかの方法で宣伝してもらえないだろうか。路線バスのラッピング宣伝くらいがちょうどいいと思うけど。

 このトラックにかかる費用は左右+背面のペイント代が約130万円。運転代行は1日8時間で約3万円。ガソリン代や保険代はもちろん実費。据え置き看板のほうが安くついたりして。

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 イヒヒヒ。お役人さん、やっぱり税金のもったいない使い方をしているのぉ。イカンぞ! お次はクルマのもったいない話を渡辺陽一郎氏に指摘してもらったんじゃ。チマチマと探ったぞ。


●オプションがらみのスチールホイールやオーディオの廃棄、もったいないh

スチールホイール、捨てられるのはもったいない

 オプション(OP)には2種類があり、メーカーOPは生産ラインで装着され、ディーラーOPは販売店などで後付けされる。もったいないのは、ディーラーOPのアルミホイールを装着した時。

 メーカーOP品と違って生産ラインから出荷した後に付けられ、標準装着のスチールホイール(2万円相当)は廃棄されることが多い。欲しいといえば入手できるが(スタッドレスタイヤを履く時などに便利)、不要だといえば捨てられる。

 また、オーディオが標準装着されるグレードにディーラーOPのカーナビを付けた時も同様。はずしたオーディオを入手しても使い道がなく、多くのユーザーはいらないと返答。廃棄される。最近はカーナビの装着を前提にレスオプションとする車種が増えたが、輸入車では依然としてこの傾向がある。

 そしてディーラーOPは、前述のように標準装着品が廃棄され、販売店の利幅も増えるからメーカーOPや標準装着したグレードより価格が割高になる。

 例えばムーヴXリミテッドに装着のメモリーナビ/バックモニター/CDオーディオ。価格換算は総額で6・5万円だが、非装着のグレードにディーラーOPで付けると最廉価品でも13万円超です!

●CVTのMモードはムダ

 CVTは無段階に自動変速されるAT。駆動力の伝達効率が高く、走行状態に応じて高効率な回転域を自動的に選ぶから、燃費も優れている。

 このメリットを台なしにするのがマニュアルモードだ。ドライバーが変速操作を行なうから、効率のいい走りを妨げる。燃費の不利に加え、DやSレンジに比べて加速性能も下がる。

 そして疑似変速だから、有段式ATに比べて、変速時の反応は曖昧だ。

 エンジンブレーキを利かせる時も面倒。SやLレンジを設けていれば、Dレンジの状態からワンタッチ操作で適度にギア比が変更され、エンジン回転が高まって制動が働く。ところがDとマニュアルモードしかないCVTでは、レバーをマニュアル側に倒し、ガチャガチャと前後に動かす必要がある。効率が悪く手間もかかり価格は2万円くらい高くなる。ムダな機能だ。

●ランバーサポート、要らない

座り心地向上を優先すべき

 ドライバーの体格に応じて着座位置を上下させる運転席のリフターは、利用価値が高い。

 しかし、バックレストの下側の張り出しを調節するランバーサポートは、メリットが乏しい。体格に応じるなら上下にも調節できるべきだが、その機能を備えた車種はわずか。大半は単純に腰の張り出しを変えるだけだ。

 ドイツ車などには、ランバーサポートの調節機能を持たず、座り心地の優れたシートが多い。価格を1万~2万円も高めてランバーサポートを付けるなら、同じコストを費やして、まずは基本的な座り心地を高めてほしい。付加機能となるランバーサポートを装着するのは、その後の対策だろう。

●内張りなしでもいいじゃないか

リサイクル性もUPの内張りなしのエッセ

 低価格を特徴とする車種では、いわゆる内張りはムダだろう。価格も約2万~3万円は高まっている。ちなみに軽自動車のエッセでは、ドアやピラーなどの一部に内張りを装着せず、剥き出しのスチールパネルにボディと同色の塗装を施す。これがオシャレで、エッセのセールスポイントになっている。「本気で価格を安くしようと頑張っているんだな」と好感も持てる。

 そして内張りがなければ、リサイクル性も向上。生産する時には部品の点数を減らせる。生産コストや価格の低減だけでなく、環境性能の向上にも役立つ。内張りのないシンプルでカッコいいクルマを作ってほしい。

●内装の光りモノもったいない

 内装の部品でムダの極致といえるのが、メッキなどを施したいわゆる光りモノだ。インパネに装着されるシルバーのパネル、サイドシルに付くスカッフプレートなど、「質感が高い」と表現されることもあるが、機能的なメリットはない。さらにいえば、日光や照明の光に反射して眩しく感じられ、運転の妨げになる欠点も併せもつ。

 悲しいことに、かつて「質実剛健」とされたVWのゴルフやポロまで、ATレバーの下側にメッキ処理されたプレートを付ける。日本車に限らず、世界的に蔓延するムダなクルマ作りだ。光りモノを標準装着にせず、オプションにして価格を1万~2万円は下げてほしい。

●本革シートがそんなにいい?

豪華なようで実はメリットが少ない本革シート。これってもったいない

 CR-Zのαにサイド&カーテンエアバッグをオプション装着すると、価格が18・9万円も高くなる。エアバッグ単体なら8・4万円だが、本革シートとのセットで10・5万円が上乗せされる。また、セダンの本革仕様は、価格が20万円以上も高い。

 ならば本革シートのメリットとは? それがほとんどない。逆に欠点が目立つ。シートの内部構造はモケットやファブリック張りのシートと同じだから、本革は伸縮性が乏しいぶん、座り心地のボリューム感を削ぐことが多い。ギャザーを入れて柔軟に仕上げた車種もあるが、数は少ない。ピンと張られた本革シートは滑りやすく、冬場は冷たく感じることさえある。

 そもそも本革シートは、本当の豪華装備ではない。往年のリムジンでは、運転席と助手席が本革。オーナーの座る後席はウールモケットが基本だった。本革巻きのハンドルも好みが分かれ、機能的にはウレタンで充分。

自発光式メーターもちょっとね

演出力はあるけどね・・・

 上級車種には、自発光式のメーターが採用される。トヨタ車のオプティトロンメーターなどだ。バックライトとしてLEDなどを使い、停車中はメーターパネルが暗い。エンジンを始動すると、文字盤や針が点灯して浮き上がったように見えてかっこよさも演出。

 今はアナログ表示が増えて視認性に不満を感じる車種は少ないが、メリットのある機能ともいえない。それでも価格換算額は2万~4万円程度になる。実用性は高まらないから、オプション設定にするのが道理だ。

排除してよし。バニティミラー

車内の化粧直しにも向きません

 サンバイザーの裏側に、バニティミラーと称して小さな化粧用鏡を装着する車種は多い。小さなライトが点灯するタイプもある。価格換算は、運転席と助手席に装着すれば1万円、ライト付きなら1・5万円くらいだ。多くの男性には不要だろう。
女性も賛否両論で、私の家内は「顔を上に向けてマトモな化粧直しはできない」と。標準装着にするのはもったいない!

●ボディ同色バンパーも同じく

 ある意味、ムダの典型はボディに装着される装飾品だ。ユーザーの目に触れるのは、乗降時の数分程度。それでもボディの側面や後部なら、後続車に見せ続ける効果があるが、前側が見られるのは通り過ぎる一瞬だけ。メッキ処理されたフロントグリル、エアロバンパーなどは、ムダだと思える。

時間の経過とともにボディとの色の違いも気になってくる

 ボディ同色バンパーも同様。ボディと同色に塗装したものだが、無塗装のウレタンバンパーに比べてキズが目立ち、交換すれば費用も高い。デザイン性もあるだろうが、時間がたてばボディとの色の違いも気になる。

 車両価格の換算額はメッキパーツ、ボディ同色バンパーともにそれぞれ1・5万~3万円くらい。メッキパーツとバンパー塗装をやめれば、チマチマした話だが3万~6万円は安くなる。

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 なるほどねぇ。1万~2万円というケチ臭い金額でもムダなもんはあるもんじゃ。お次はカーライフのムダ、レッツ・チェックじゃ。

●約70万円もあるK メーカー純正ナビは高すぎてもったいない

インパネとのフィット感など利点はたしかにある。が、69万9000円はいくらなんでも高すぎる

 カーナビはもともと高いものだけど、メーカーオプションの純正ナビはいくらなんでも高すぎる。なかでもアルファードのメーカーオプションカーナビ「HDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム」はいろいろセットになっているからって、69万円9000円はないだろう。ナビなのにちょっと足したら軽トラを買えちゃう価格だ!

 どれだけ高いのか市販のナビで同じようなシステムを組んで比べてみる。アルファードと同等の8インチ液晶ののHDDナビは現状アルパインのVIE-X088しかないのでこれをベースに計算してみると・・・。

 本体の実売価格は22万円前後で、これにETCと5・1chサラウンドのスピーカー(アルファードは18スピーカー)、バックカメラなどもろもろ入れてセット価格41万円(工賃は入れてないけどオプション類を定価換算してるので金額は相殺)。その差はなんと驚きの28・9万円! 約30万円だ。

 これをもったいないといわずしてなんというか! それになんでもかんでもセットになっているのもどうなの? ナビだけ欲しくても18個のスピーカーやらバックカメラやら全部くっついてくる。ナビだけ買えるシンプルなメーカーオプションをメーカーさんも用意してほしい。

●Eメール送受信機能もいらん

 前述のように純正メーカーオプションのカーナビは高い! でも機能満載だから妥当だ、という考え方もなくはない。しかし、そのクルマを所有してから手放すまでの間に、使わなかった機能だって少なくない、というかいっぱいあるはずだ。

 なかでも、なんだこれ!? と首を傾げるのがEメールの送受信機能。通信機能を搭載した上級車種にこういう機能があったりするんだけどオーナーさん、知ってました? たいていの人が携帯電話やスマートフォンを持っているのにわざわざカーナビでEメールをやり取りする必要ってあるのか? 音声で読み上げてくれるものもあるけど、発音がたどたどしくて聞き取りづらい(笑)。クルマを停めて自分の目で確認したほうが早いし、確実なのは間違いなし。これはいらんでしょう。

 それと市販のナビで見かける〝ホームリンク機能〟も微妙だ。ナビから携帯電話経由で自宅の照明やエアコンをオン、オフできるというもの。自宅がホームネットワーク化されていないとダメだし、それにナビを使わなくとも実は携帯電話だけでもこの機能利用はできるのだ。なのにわざわざナビと携帯をつないで、ナビ画面から操作する意味はどこにある。なんか凄くムダなんだけど。

クルマにマッチしたタイヤを

 タイヤは黒くて丸ければ、それでいいなんて乱暴な意見を聞くことがあるのだが、実はクルマとタイヤのマッチングはとても大切だ。

 例えば、スポーティなクルマを買ったら、思いのほか乗り心地が硬かったので、タイヤだけ乗り心地のいいタイヤにしてみた。すると以前よりもボヨンボヨンと弾むような乗り心地になって、かえって乗り心地が悪くなってしまった、なんてことがある。逆に足回りがソフトなクルマにグリップのいいタイヤを付けてしまうと、ハンドルを切るとタイヤだけがグイグイ曲がっていってしまうアンバランスな操縦性になってしまうこともある。

 どれも同じように見えるタイヤだが、キャラクターがあるので、クルマの味つけと合っていないと本来のクルマのよさを引き出せず、かえって操縦性や乗り心地が悪くなってしまうなんてことがある。これはとてももったいない。(斎藤 聡)

●どデカイホイールはムダです

ペランペランのタイヤ、好きな人は好きだろうけど、走りや燃費にはマイナスだ

 最近では18インチは普通で19、20インチ、なかには22インチなんて幌馬車みたいなホイールを履いている人も! クルマのルーツは幌馬車だから先祖返りみたいなものかもしれないし、ドレスアップならそれも面白いが、性能を考えると無理なインチアップはクルマの性能面ではデメリットになる。

(ホイールの重さで)加速性能は悪くなるし、偏平率の高いタイヤは乗り心地も硬くなり、滑り出しがやたら唐突になる。見た目以外にあまりいいことがない。コストパフォーマンスが悪くてもったいない。(斎藤 聡)

●GS渋滞は、かなりもったいない

 被災地はともかく、地震直後に起きた首都圏のガソリンスタンド渋滞ははっきりいってもったいない! クルマがアイドリング中に消費するガソリンは1ℓ程度といわれている(エアコン使用などでさらに増える。1時間3ℓという試算もある)。仮に3時間並んでいたとすると3ℓ消費することに。

 しかもこの当時、ガソリンスタンドでは給油制限を行なっており、10~20ℓしか入れられなかった。3時間並んで、3ℓガソリンを消費して、10ℓしか入れられない・・・。なんだかな~。予約制などうまい方法を考える必要があったと思う。今後の対策が必要だ。

●オイルが古いままではイカン

 最近はどのカー用品にも省燃費、省エネ商品が出てきているが、話題のエコタイヤの効果は周知のとおりとして、もうひとつ効果テキメンなのがオイル系。これを古いままにしておくのは燃費の悪化だけでなく、クルマを壊すことにもなりかねない。それこそもったいないの極致だ。

 デフオイル、ATフルード、エンジンオイルなど低フリクションタイプのものに換えるとかなり効果は大きい。特に古いクルマは感動ものの効果。ただし、エンジンオイルなどあまりにも低粘度のものは古いエンジンに合わなかったりするので、あくまでも車種適合品であることは確認すべし! (鈴木直也)

●分厚いカタログ、ムダでしょ

4冊合計で3.1㎏の重さ。さすがです

 所持することがステイタスということだろうか。ネット時代なのに高級車のカタログ、相変わらずの重厚感。写真にあるが、このなかのレクサスLS600hLは厚さ2mmの表紙に総96ページという大作。重さは実に820g。また、右端のGT─Rは表紙が革製でいい匂いが漂う逸品。

 リングでとじられているので高級写真集の佇まい。ガッツリとコストがかかっていると確信できるぶんムダな気がする。その予算、ほかへ回したほうがいい

生活全般の「もったいない」をチェック

※電力使用量の単位はkWh

 さぁて、クルマ界だけじゃなく生活のなかの、もったいないも指摘してみるかのぉ。電動歯ブラシがムダ? これはいいんじゃないの。美しい歯は女の命じゃからな。イヒヒヒヒ・・・。

■日本中に溢れる飲料自販機。この電力がもったいない

 夏に向けて1000万kWhの電力不足が見込まれるなか、数の多さで目立つのが缶ジュースなどの飲料自動販売機。(社)日本自動販売機工業会の'10年の調べでは、飲料自販機(酒類含む)は全国に256・5万台。日本人の49・6人に1台の割合で自販機が存在することに!! 自販機業界で働いている人もいるし、便利なことは認めるがあまりにも多すぎやしないか。

 そして自販機が稼働する=電気が使われている、ということに当然なる。前ページ表の一番下を見てほしい。パチンコ業界に迫る電力使用量だ。日本自動販売機工業会によると、機械の改良により1台の消費電力は'91年に比べ約3分の1になったそうだが、自販機の数も3分の1ほどにすればスペースも電気量も、ムダが省けるのではないか。それにしてもパチンコ業界、かなりの電力使用量ですな。

■こたつで充分じゃないか 

 寒い時期は終わったが、毎年冬になると「昔はこたつひとつで過ごしたもの」と思う。最近はエアコンの暖房にガスファンヒーター、電気カーペットなど家のなかは暖房器具のオンパレード。地球温暖化で昔ほど冬は寒くないのに、この贅沢さ。この先節電が続くゆえ、暖房器具はこたつで充分じゃないか。

 ちなみに、消費電力(W)はエアコン45~2000、電気カーペット500~800、そしてこたつ600。この数値からも節電になることは明らか。

■8割節約できるLED電球にしないと、もったいない

 トイレや玄関など白熱電球をそのまま使っている人いませんか? 40W型の白熱電球に対して、LED電球はわずか7Wしか消費しない。約8割も節約できるのだ。しかも白熱電球の寿命は1000時間程度に対してLED電球は4万時間も使える。ただ、LED電球は3000円ほどと高価なので買い時が重要だ。そこで、家電評論家の戸井田園子さんに聞いてみた。

「白熱電球を交換するのであれば、すぐにでも交換するべきです。1年以内にもとがとれます。ただ、電球型蛍光灯を使っている場合は、その電球が切れてからの交換がいいでしょう。電球型蛍光灯も消費電力は17W程度。10Wの差なら料金的にも電力不足問題でもさほどの影響はありません。ただ、電球とは光り方が違うなどの問題があるので、ご自身の使い方に合わせて勉強する必要があります」

 とのこと。家中の電気をチェックしてみる必要がありそうだ。

■電動作動は電気代のムダ

 下の表で顕著な例を挙げたが、最近「電動○△×」が多すぎる。手動でやってきたことの電動化だから、これこそムダ。また前述の戸井田さんによると、12~13年前のエアコン使用の人は最新型に代えると60%電力をカットできるそうだ。最新型に代えると節電効果の高い家電は1位エアコン、2位冷蔵庫、3位照明器具とのことだ。

■ACの広告電波はムダ

 こんなものに電波を使うのなら、47都道府県にこの広告枠を開放したらどうか(制作は都道府県)。地域発展のためにそれぞれの県が情報発信したほうが、日本のためになっていい。ACの広告料金は放送局にいくばくか入るようだが、この47都道府県広告の料金もそれに準ずるようにね。頑張ろう、ニッポン!

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