「大量帰国」する
日本人メジャーの
再就職先

「カップヌードルを食べる生活だからね・・・」

 コロラド・ロッキーズ傘下3Aの松井稼頭央(34歳)はこう自嘲気味につぶやいた。シーズンは9月6日に終了したが、「視野を広げて考えたい」と、日本球界復帰を匂わせた。

「稼頭央の低迷は家族の事情もあるんです。夫人と子どもは学校の問題もあってロサンゼルスに住み、本人はコロラドで単身生活。バス移動の多い3Aでは食事にまで気を配る余裕がない」(在米ライター)

 鳴り物入りで海を渡った日本人メジャーリーガーたちが、今年軒並み不調にあえいでいる。

 ピッツバーグ・パイレーツの岩村明憲(31歳)は3Aに落とされたうえ、9月7日に解雇された。

「これが現実でしょう。仕方ないです。日米(移籍先に)こだわりはない」

 と日本球界復帰が濃厚だ。

 アトランタ・ブレーブスの川上憲伸(35歳)も1勝10敗の成績で3A降格。ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹(35歳)も10勝12敗と負けが先行している。

「川上はいい投球をしても打線の援護がなく、負けが込んでマイナーに落ちた。そこで食べ物が口に合わず、体調がボロボロになってしまったそうです。黒田ははじめから、4年契約のオファーを断って3年で契約している。3年目の今オフ日本球界復帰が既定路線です」(スポーツ紙デスク)

「大量帰国」を見越して、早くも日本の球団が動き始めた。9月3日には、あるパ・リーグ球団幹部が、福留孝介が在籍するシカゴ・カブスと、五十嵐亮太のニューヨーク・メッツの試合を視察。「これから西海岸を回る」と言い残した。

「岩村は、セカンドのレギュラーに悩む巨人が取りにいっている。稼頭央は楠城徹編成部長の人脈で、楽天入りの可能性が大。黒田は広島復帰を明言していましたが、阪神が欲しがっています。阪神は川上にも興味があるようですね」(前出・スポーツ紙デスク)

 問題はエンゼルス退団が確実の松井秀喜(36歳)だが、地元紙は「ミネソタ(ツインズ)かカンザスシティ(ロイヤルズ)にお引っ越し」と予想。ア・リーグ他球団への「都落ち」となりそうだ。