山崎元「ニュースの深層」
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原発賠償機構法案を批判し、古賀氏への辞職勧告を撤回したらいかが
ダメ上司に仕える「悲しき中間管理職」
海江田経産相へのアドバイス

2011年07月13日(水) 山崎 元
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海江田万里経済産業相は「気になる中間管理職」だ。〔PHOTO〕gettyimages

 長年、ポストや人事を気にしながら生きてきた中高年サラリーマンから見ると、海江田万里経済産業相は興味深い存在だ。羨ましくもあるが、その倍くらい可哀想でもある。彼は「気になる中間管理職」だ。

 海江田氏は、大局的には、「恵まれている」のかも知れない。昨年行われた民主党の代表選挙では、自らの立候補を取り下げて小沢一郎氏を支持したにも関わらず、菅内閣では閣僚ポストを得た。金融危機からの経済回復が注目される中での経済財政担当相だった。人事的には、明確に反主流派であったにも関わらず、会社でいうと役員に抜擢された。

 政治的にはそこそこのキャリアのある方だが、前回総選挙の前の選挙では落選していた。海江田氏は、筆者在住の選挙区の議員さんだが、「政治は生活だ」という、国民のためとも、自らのことともつかぬキャッチフレーズを掲げて前回の選挙まで、長い浪人生活を送っていた。抜群の実績により、というよりは、今にして思うと、人柄その他が菅首相に警戒されなかったために、バランス上、非主流派から閣僚に起用されたように思える。

 それでも、大臣だ。特に選挙に強いとはいえない海江田氏にとって、閣僚ポストの獲得は大きかった。

 しかし、その後は全く冴えなかった。

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