田原聡一朗×山口絵理子対談「自分しかできないことって何だろう?そこからスタートしました」

最貧国で活躍する女性起業家に聞く 第1回
田原聡一朗さん(左)、起業家・マザーハウス社長の山口絵理子さん(右)

 今回は田原聡一朗さんが、なかなか元気が出ない今の日本で、奮闘している起業家・マザーハウス社長の山口絵理子さんにお話を伺います。9月20日に、はじめてのエッセイ『自分思考』(講談社刊)を出版します。勇気ある行動の原動力、突破力の秘訣など、読めば元気が出る一冊です。そんな、山口さんにお話をうかがいます。

洋服の販売を開始しました

田原: 一目ぼれって言うのでしょうか。山口さんと以前、お会いしたときに、この人は素晴らしい! って思ったんですよ。

山口: ありがとうございます!

田原: バングラデシュではカバンを作っていらっしゃる。ネパールでは何を作っているの?

山口: 洋服を作っています。

田原: 原料は何ですか?

山口: 綿とシルクと麻です。

田原: どうして洋服なんですか?

山口: ネパールは停電が1日13時間くらいあるんです。

田原: 13時間?!

山口: 労働時間が4時間くらいしかないんです。だから、日本の企業が一社も入ってきていなくて、一から物づくりをやろうなんていう人はいないんです。その中でも、電気を使わずにできる仕事はあるのではないかと考えました。そこで、手で糸をつむぎ、手織りで生地を作ることにしました。1日1メートルくらい織ることができます。そして、できあがった生地を足踏みミシンで縫っていくんです。

田原: 足踏みミシンですか! なつかしいですね。

山口: だから、毎月がんばっても200着しか作れません。いま、銀座のマザーハウスのお店に並んでいます。

田原: どういう服ですか?

山口: ナチュラルなテイストです。

田原: 海外でも売っているの?

山口: いまは日本だけです。あまり生産できないので(笑)。

田原: お値段はどれほどですか?

山口: 15000円くらいです。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら