夏の甲子園ベスト4
名門・報徳学園の教師が
少女買春の「事情」

 夏休み中の8月23日朝9時過ぎ、兵庫・報徳学園中学の村上朋行校長に突然電話連絡があった。

「先生、私は児童買春禁止法違反で逮捕されます。今日から学校には行けません・・・」

 電話してきたのは、同校の地理歴史科の教諭・靏野(つるの)敬三容疑者(49歳)だった。

 神奈川県警は前々日の21日、ネット上で女子中学生との買春を斡旋していた石森大樹容疑者(34歳)を逮捕。押収した記録に基づき、「客」となっていた靏野容疑者ら5人の自宅を急襲し、その場で逮捕した。

 報徳学園は、今夏の甲子園ベスト4。機動力と1年生投手・田村の144㎞の剛球が注目を集めた。準決勝では優勝した興南(沖縄)に大善戦した。

運動部の活躍で全国に知られる名門・報徳学園

 それだけに、学校関係者のショックは大きかった。

「靏野先生が担当していた中学2年生の生徒には、24日の生徒集会で校長が説明と謝罪をしました。『被害者の少女に大変申し訳ないことになっている』という話でした」(報徳学園中学副校長・西條裕朗氏)

 靏野容疑者は関西の教育大学を卒業後、91年から報徳学園の教師を務め、中学の陸上部の顧問をしていた。独身で、西宮市内の3LDKのマンションで高齢の両親と同居していた。

「ぽっちゃりした体型で、ノーネクタイのシャツにスニーカーをはいて、リュックを背負って通勤されていました。いつも同じ格好でしたね。体調の悪いご両親の面倒を見ておられるようで、だいたい決まった時間にスーパーのビニール袋を提げて帰宅されていました」(自宅近所の住人)

 学校の同僚、生徒らに聞いても、女性関係の噂もなく、地味で真面目なタイプだったという。昼は母親が作った弁当を食べていた。報徳学園は男子校で、養護と事務の職員以外に女性はひとりもいない。

 そうした生活の一方で、靏野容疑者は密かに遠く神奈川まで何度も足を運び、少女買春に耽っていたとみられている。

「私たちも何も分かりません。ただ驚いているだけで・・・。申し訳ありません」(靏野容疑者の母)

 教師という顔の裏に、暗い欲望を隠し持っていた。