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首都圏 放射線汚染MAP「ここが危ない!」
最新版 松戸、柏からは福島・いわき市を上回る放射線量を計測した!

 下の表は本誌が各自治体の調査結果をまとめた「首都圏放射線汚染MAP」だ。東京で放射線量調査をしている自治体と神奈川・埼玉・千葉の3県から抽出した6都市のうち、0.1マイクロシーベルト(毎時)以上を記録した地点を収録した。

 本誌は前号で、0・16マイクロシーベルトという指標を紹介した。これは、神戸大学大学院の山内知也教授(放射線計測学)が指摘した、年間の被曝量換算で政府の定める年間被曝量限度1ミリシーベルトに相当する数値である。今回は0・16マイクロシーベルトを超えた地点のある自治体を上の図に示した。

 驚くことに千葉県の柏市では、松ヶ崎幼稚園の0・486マイクロシーベルトをはじめ、軒並み0.3マイクロシーベルト以上を記録した。これは、現在0.2マイクロシーベルト程度の放射線を検出する福島県いわき市を上回っている。そこで、下拡大図に計測された放射線量の高い順に10ヵ所の詳細位置を示した。あまり報じられないが、皇居があり大企業が集中する東京都千代田区で0・18マイクロシーベルト。横浜市や千葉市でも0・16マイクロシーベルトを超えている。

 そもそもなぜ関東にホットスポットが出現したのか。微粒子の大気拡散に詳しい群馬大学教育学部(火山学)の早川由紀夫教授はこう分析する。

「柏市周辺一帯は、海からの風と山から吹き下ろす風がぶつかって雨が降ることの多い場所です。福島第一原発から空気の流れに乗って移動した放射性物質が、3月21日の朝この周辺に降った雨で地表に落ち留まっていると推測されます」

 夏を迎え、プールに海にと放射線に晒される危険は高まる。自己防衛の意識を高めなければ、20年後の健康は守れない。

表は、各自治体が6月28日までに公表した数値を基に作成した。東京23区については前号締め切りから更新のあった地点で、埼玉・千葉・神奈川の各市については、最新の結果のうち、それぞれ0.1マイクロシーベルト(毎時)以上を記録した地点を掲載する
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