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「1年生は野党経験がないから、危機感が足りない!」

 民主党の山岡賢次副代表は1年生議員を見かけると、口癖のようにこう叱咤してきた。そんな山岡氏が、最近しきりに「解散」の二文字を口にしている。表向きは新人の引き締めだが、一皮めくれば小沢支持を固めるための一種の"脅し文句"である。

 お盆休みに入る直前、民主党の新人議員の事務所に、一枚の案内状が届いた。

「『一期生議員勉強会のご案内』と書かれたもので、8月中旬から山岡賢次副代表を講師に招いて勉強会を開くというお知らせでした」(新人議員の一人)

 一見何の変哲もない勉強会の案内状なのだが、そこに書かれていた以下のような文言に、この議員は驚きを隠せなかったという。

〈現在の国会情勢では、4月解散の流れになっておりますが、一期生は強固な選挙基盤をもっておらず、きびしい戦いが予想されます。そこで、国対委員長在任中に大変お世話になった山岡賢次副代表を招いて、勉強会を開きたいと存じます〉

「『4月解散は必然だ』といわんばかりの文面です。小沢一郎先生の側近で、"反菅"の急先鋒と目される山岡さんは、9月の代表選で小沢さんを擁立するため、一人でも多くの新人議員を抱え込もうと躍起になっています。
  ただ、普通の勉強会では人が集まらないから、『解散』という言葉を使って危機感を煽り、勉強会への参加を促しているんでしょう。しかし、副代表の立場にある人が『解散』という言葉を軽々しく使うのはいかがなものか」(前出・民主党新人議員)

 この勉強会に参加した別の議員によると、山岡氏は、

「野党と連携し、安定政権をつくれる人が代表にならないとダメだ。このままでは来春の衆院解散・総選挙も十分にありうる! そうなったとき、君たちは生き残れるのか」と、扇動家のように檄を飛ばし、暗に小沢支持を要請したという。

 勉強会のあとには「解散が近いのに、菅さんのままではダメだ」と言い出す議員もいたというから、効果はてきめんだったようだが、恐怖を煽って人心をつかむ手法は、小沢氏も真っ青ではなかろうか。




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