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豚レバーフライ520円。ソースで味わうのがスタンダードだが、塩で食べてもイケる、が個人的見解 〔PHOTO〕大坪尚人

 飯田橋駅にほど近い、商業ビルの1階。まだ新しさの残る、小綺麗なもつ焼き屋がある。が、店がピカピカだからといって、昨今の流行りに乗じた新規参入組だと思ったら大間違い。昭和49年に飯田橋に開店したという、この界隈ではれっきとした古参だ。駅南側エリアの再開発によって、2009年にガラリと生まれ変わったのだという。

 品書きに並ぶのは、牛レバー刺し、もつ煮込み、串焼き・・・etc.と、大衆酒場の王道的ラインナップ。歴史のある店だけあってもつ類の鮮度は申し分ないし、焼き加減も上々。塩昆布やごま油のかかった「おいしいキャベツ」をはじめとして、野菜系つまみが充実しているのもうれしい。

 それに加えて、串焼きの中には「赤ウインナー」なんていう、お父さん世代が懐かしさでむせび泣きそうな昭和の文化遺産的メニューも現存。

鳥城酒蔵まるでカフェテリアと見まごうような、シンプルモダンな店内が印象的。東京都千代田区富士見2-7-2 プラーノモール104
☎03-3261-2600 
営17:00-23:30 日祝休

 そんな中、とりわけ舌と胃袋を鷲掴みにされたのが「豚レバーフライ」。カリッと揚がった衣の食感とレバーの風味に、なんともハマってしまったのだ。

 レバーはひと口大に切って醤油とニンニクに漬け込んでおいたものを串に刺し、衣をつけてサラダ油でフライに。

 シンプルな調理法ではあるが、食べ始めるとこれがまあ、見事に後を引く。特に、ビールの相方には好都合。ちなみにこの店、瓶ビールは「サッポロ ラガー」、通称・赤星と来たもんだ。

 ビール党にはお馴染みの"現存する日本最古のビールブランド"でありながら、置いている店の少ないこの銘柄が飲めるのは、実に有り難い。

 というわけで、容れ物はモダンにお色直しをしていても、店の魅力はなんら変わることなく。先代から受け継がれ守られ続けている味に舌鼓を打ち、これまた歴史あるビールで乾杯!



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