堀江貴文、村上世彰、大島健伸、木村剛・・・歴代関係者が特捜部案件になった「呪われたジャック」の新オーナー

2011年06月30日(木) 伊藤 博敏
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 つまり、この11年間、ジャック=カーチスは、関与した人物・企業のすべてが、"不幸"な結末を迎えている。ひとりやふたりではないところに「呪い」の真実味があり、ゲンを担ぐのが好きな人が多い証券界で、「次のオーナーは誰か」に興味が集まるのは当然のことだった。

 結論からいうと、冒頭のようにネオライングループである。証券関係者は、「順当なところでしょう」という。

 「日本振興銀行の木村会長が、外部で最も頼りにしていたのはネオラインを率いる藤澤(信義)さんでした。二人三脚といっていい状態で、振興銀の藤澤グループへの融資は、400億円を上回る。断末魔にあった金融のNISグループを引き受けたのも藤澤さんだから、カーチスを傘下に収めてもおかしくはない。カーチスは、今期、黒字転化したように将来性のある会社だし、自動車ローンなど新たなビジネスチャンスを模索できます」

 今や、ネオライングループは貸金業者の「駆け込み寺」となっており、武井保雄、大島健伸といった個性派がいなくなった貸金業界において、藤澤氏は「新金融王」と呼ばれるほど元気がいい。

 商工ローン、消費者金融の買収に次々と手を上げ、業容を拡大してきた。東大医学卒の異色の経歴と41歳の若さも注目されるゆえんだ。

 藤澤氏なら「ジャックの呪い」を吹き飛ばせるのか。証券業界にはそんな"好奇心"も生まれているという。
 

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