「コーズマーケティング」という言葉をご存知でしょうか?
「コーズ」という言葉は直訳すれば「因果」や「大義」です。人間は人それぞれの「コーズ」を持っており、アフリカに心を動かされるなら「アフリカの孤児支援」を、教育に関心があるなら「奨学金の提供」を、配偶者が乳がんなら「乳がん啓発」という「コーズ(大義)」に共感し、それに応じたアクションを取ります。

人々の持っている「コーズ」にアプローチするようなマーケティング施策を「コーズマーケティング(社会問題解決型マーケティング)」と呼びます。
例としては、クレジットカードの利用手数料の一部を「自由の女神」の修復に充てる(アメリカン・エキスプレス)、市販の水を買うと売上の一部がアフリカでの井戸建設に使われる「1リットル for 10リットル」(ボルヴィック)といった事例が挙げられます。
アメリカン・エキスプレスのキャンペーンでは、3ヵ月で170万ドルを集め、新規ユーザーは45%、利用回数は28%増加しており(情報源、ボルヴィックのキャンペーンでも期間中の7、8月の売上高が34%増加しています(情報源)。全てのキャンペーンが成功を収めているわけではないですが、一定の効果のあるマーケティング手法だと言うことができるでしょう。
フォローやリツイートするだけで1ドルを寄付
一般的にコーズマーケティングは「購入アクションがそのまま寄付につながる」という形を取りますが、ツイッターなどのソーシャルメディアが台頭し、購入しなくても寄付につながる施策が企業のいままでのPRや広告にかわって登場しています
例えば、「1リットルの水を購入すると、売上の一部がアフリカでの井戸建設に使われ、10リットルの清潔な水が生まれる」という内容のボルヴィックの「1リットル for 10リットル」プログラムでは、今年から「ツイッターアカウント(@1Lfor10L)をフォローする」という選択肢が加わりました。
水を購入しなくても、公式アカウントをフォローするだけで、アフリカに10リットルの清潔な水が生まれることになります(期間は2010年8月31日まで)。
昨年米国で行われたハーゲンダッツのミツバチ保護キャンペーン「Help the Honey Bees」では、「#HelpHoneyBees」というハッシュタグを付けたつぶやきが1つ投稿されるごとに、ハーゲンダッツが大学の研究機関に1ドルを寄付するという施策が行われました。こちらも購入アクションではなく、「つぶやき」というアクションが社会貢献に繋がる形を取っています。
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