涙の引退から8ヵ月
元阪神・赤星が
「来季現役復帰」

「僕はまだ諦めていません。40歳までは現役にこだわりたい」

 昨年12月の引退会見から8ヵ月。元阪神の野球解説者・赤星憲広氏(34歳)が知人にこう語り、現役復帰に意欲を見せている。

「阪神ではない別の球団の外野手にも『今もトレーニングを続けているし、現役に復帰するつもりだ』と話したことがあった。その選手は、『ウチに来られたら困りますよ』と焦っていましたね」(スポーツ紙デスク)

 引退の理由は中心性脊髄損傷という持病の首痛の回復が困難だという判断からだった。赤星氏自身は治療して現役を続ける気でいたが、命にかかわる危険性があるとして球団が引退のレールを敷いたのだ。

 真弓明信監督の赤星氏への低評価もあった。昨シーズン、赤星氏が首の痛みを訴えて試合欠場を指揮官に申し出た際、真弓監督は「そんなことで休む選手はプロじゃない」と叱責。オフには赤星氏の引退が決まる前にマートンの獲得に動いた。

「赤星の気持ちは、球団にも監督にもまったく受け入れられなかった。『様子を見る期間がもう少しほしい』と言っても球団は取り合わず、引退試合を用意したんです。それに赤星がキレて、突っぱねた。チームリーダーの金本(知憲)が球団に直談判するという事態に発展しました」(阪神担当記者)

 しかし、8ヵ月の休養で首の状態は好転している。

「09年の試合でダイビングキャッチを試みたときには、自分が何をしているのかわからなくなったと話すほどの大きな衝撃を受けたんです。その後は歩くことさえ困難な時期もありましたが、今はそうした様子はない。34歳の若さですし、コンディションさえ問題なければまだやれます」(スポーツライター・内匠宏幸氏)

 赤星氏はいまだに、記者から阪神の好調について聞かれても話をしないことが多いという。引退の経緯を見れば古巣復帰はない。手を挙げる球団はどこか。

「阪神監督時代から赤星氏の理解者だった岡田彰布監督のオリックス。メジャー志向の強い青木宣親が抜けたときのことを考えればヤクルトも興味を示すはずです」(前出・担当記者)

 来季、赤星氏が阪神に一矢を報いるのか。