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新聞、テレビが報じない地上派デジタルのカラクリ
田原 今度、テレビ局は地上波をすべてデジタル化しますね。
堀江 あれは変な話ですよ。
本当はテレビ局がやらなければならなかったのは、地上波によるデジタル化ではなくCS化だったんです。
だって地デジにすると、結局、送信側も受信側もアンテナや設備を替えるじゃないですか。全部、設備を更新しているでしょう。そこまで考えるんだったら、全世帯にCS受信用のパラボナアンテナを付けたほうがいいわけですよ。
通信衛星のスロットを使えば、何百チャンネルも実際に出来ているわけです。欧米だって中国だって、みんなそうなっている。もしCSにすれば技術革新で、デジタル化だって容易にできたわけですよ。通信衛星をつかえば地デジと同じ品質で何百チャンネルってできるんです。

なのに、なんで地デジになっちゃったのか。結局、これはプロ野球の球団問題と同じ(対談vol.1参照)で希少価値なんです。
田原 どういうこと?
堀江 民放キー局は5局しかないっていう希少価値なんです。寡占していることによって、一局あたりのCMの料金が跳ね上がっているわけです。これがCSによって多チャンネル化し分散しちゃったら全然儲からなくなるわけです。
プロ野球の球団が自分たちのほかに新規参入を入れたくない、むしろできれば球団数を減らしたいと思っているとの同じですよ。
田原 パイは同じだから局が増えれば、一局の取り分がドンドン減っていくというわけですね。
堀江 減っていきます。しかも、もう一つ、前回話したように地上波テレビの電波料が携帯会社などに比べて破格に安いということです。いまのテレビ局を支えているのは、この二つのカラクリなんです。
電波料の問題やCSの問題なんかはテレビや新聞は取り上げませんよね。テレビ局はすべて新聞社の系列ですからね。
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