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HOT!!! 気になる熱中人たちの熱中事情
あることに熱くなる人々の生き様を探る!

 どことなく冷めた世の中でも、あるものに熱中する人々は存在するもの。時には彼らの熱意と趣のある行動が導火線となり、ブームへと広がっていくことだってある。ここ数年では、鉄子に歴女、城マニアに弁当男子。

 クルマ界では、以前、同じ愛車が集うオフ会の波が広がったことがあり(もちろん現在もあるが)、先日のW杯日本代表サポーターだって熱く燃える人々。ここ数カ月では有名人の墓を訪ねる"墓マイラー"も出没。

 彼らのことを"熱中人"と呼び、好きなことに熱を入れているわけや費やす時間と費用などをググイと探ってみた。

熱いぜ! 「アルシオーネ・オーナーズクラブ」、まさに少数精鋭な愛車溺愛集団だ

 国内累計発売台数が5929台と、スバルが誇る(?)稀代の名車アルシオーネSVXは、現在も熱狂的なファンに支持されている。

一度乗ったら溺愛するのがアルシオーネSVX流!?戸﨑さん3台目のSVXはS4シルバーで、R32GTR用グリルなど現代風に進化型モディファイ。10万㎞を超えてもピカピカな状態に保たれている

 SVXに対する彼らの思いはどんなものか!? ということで、クラブの枠を超えてミーティングを開催した、All Japan ALCYONE SVX Meetingの実行委員長を務めた戸崎健司さんを直撃してみたぞ。

「SVXにのめり込む人は僕よりも凄い人はいますよ」と前置きしつつ、Af93年にSVXを購入してから現在まで17年間で3台を乗り継ぎ、今の愛車はAf04年に購入したSVXS4のシルバーだ。ほかのクルマに乗り換える気はまったくないという。

 今でも、仕事から帰って22時から0時頃までは、SVXをイジる時間にあてているそうだ。

 今までにかかった費用は、「考えたくはありませんが、中古のアストンマーチンが余裕で買えるくらい」だとか。

 SVXは、国内販売台数の5929台のうちAf08年調べで3084台現存(初代含む)と、生産終了から14年たったいまでも驚異的な生存率なのだ。

 エコカー優遇の時代に旧車はしんどいと思えるが・・・、

「実はそうでもないのですよ。家族4人の長距離帰省でも高速に乗ると、燃費は10㎞/リットルを越えてくれますからね。

 車重が重くて3.3リットルもある、フルタイム4WDでこの好燃費。長距離クルーザーとしては今のクルマと比較しても遜色ないですよ!」と実用性もかなりありそうだ。

 SVXオーナーの特徴はオーナー間の交流が多いらしく、全国各地で頻繁に会合が開かれていること。

 Af06年の全国イベントでは、当時内装のデザインを担当していたミュージシャンのパラダイス山元さんも招き、129台のSVXが集結したというのだ。

「オーナーさんとの交友、それがSVX維持のモチベーションになっているのです。

 でも、ミニバンブーム、増税、メンテ費用の増加に耐えしのびながらも、世間からはまったく羨ましがられないという状況。たぶんオーナーさんは皆ドMです」と楽しそうに話していた。

 大好きなクルマを通して知り合った人との交友なんて、実に楽しそうなクルマライフですな。

 現存車数=熱中人口としても、オーナーは総数3000人は存在するのだ。

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