「公務員制度改革」に逆行する民主党政権を批判して経産省事務次官に退職を宣告された古賀茂明氏の「勇気」民主党政権の本質は暴かれた

2011年06月27日(月) 高橋 洋一
upperline

 菅政権の法案で、内閣人事局を一応作る。しかし、本来は内閣人事局に入れるべき給与関係部署は財務省の反対で入っていない。これでは、何のための内閣人事局なのかわからない。

 しかも、内閣人事局とともに、公務員庁や人事・公正委員会を作るという。これは、現状の人事院、総務省の一部(人事・恩給局、行政管理局)を再編し、公務員庁、人事・公正委員会、内閣人事局という3つの組織を新設という。結局、官僚の幹部ポストを増やすための焼け太りになっている。

 民主党は、同じく6月3日に提出した給与削減法案を自慢するが、協約締結権を付与してまで時限的(2013年度まで)な引き下げでは筋が通らない。もともと民主党はマニフェストで「人件費2割削減」と言っていたはずだが、「人事院の了解が得られない限り給与カットできない」(西岡参議院議長)というのでは、2割どころか5%も実現できない。

 公務員改革に携わってきた者からみれば、民主党政権の公務員制度改革には失望させられる。古賀さんの勇気ある告発はそれを身でもって示したと思う。

前へ 1 2 3 4

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ
編集部お薦め記事