舛添レポート

私が聞いた自民党参議院幹部たちのホンネ

参院会長を巡って大揺れ

2010年08月10日(火) 舛添 要一
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 臨時国会も終わり、政界も夏休みとなっている。しかし、一方では、自民党参議院の会長選挙が8月11日に行われるし、他方では民主党内の権力闘争が9月の代表選挙に向けて活発になっている。今年は猛暑であるが、政治の世界も暑い夏であることには変わりはない。

 まず、自民党の参院会長選であるが、今回初めて選挙となった。谷川秀善氏と中曽根弘文氏の一騎打ちである。

 これまでは青木幹雄氏のような実力者が調整を図っていたが、それも不在であり、このような事態となった。

 派閥の論理、若手の論理、それぞれ一長一短あり、年功序列か実力かといった点もどちらがよいとは言えない。

 私もこの4月まで参議院自民党に属していたので、この問題に絡めて、実力者たちの発言を記録に残しておこう。

 昨年夏の総選挙で自民党が野に下ったとき、今後の自民党、とりわけ参議院自民党の再建策について、青木さんは私に、「次は、林芳正君とあんたとで、どちらがどのポストでもよいが、会長と幹事長を引き受けてもらわんといかんがな」と語っていた。

 当時会長だった青木さんは、3年前の参議院選挙を前にして、「選挙に活用する」という一点で、年功序列を乱して私を政審会長に抜擢したことがある。選挙に勝たねば元も子もないという明快な行動原理であった。

 しかし、その青木さんも病に倒れ、当時幹事長だった片山虎之助氏は、いまやたちあがれ日本の参議院議員であり、私は新党改革の代表である。

 私が、今年になってから自民党執行部批判を強め、4月に大島幹事長とさしで激論していた頃、尾辻会長は、私に「あなたに議員会長のポストを譲ることすら考えていたので、離党は再考してくれないか」と言い、またその数日後には、自民党副総裁に就任することを勧めた。

 しかし、青木さんの考えも尾辻さんの考えも現実のものとはならず、青木さんの跡目は息子が継ぎ、尾辻さんは参議院副議長となっている。谷川氏、中曽根氏のいずれが会長になるのか、そして参議院自民党はどうするのか、ねじれ国会だけにそれが大きな意味を持ってくる。

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